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天才!宇多田ヒカルさんってやっぱり天才って、街中で舌打ちされてからしみじみするまでの経緯。
宇多田ヒカルさんのFirst Loveという歌を聴いたときの衝撃を今でも覚えている。
当時私は高校生だった。
しかし、なんと作詞作曲をして歌っている宇多田ヒカルさんは当時、16歳。
年下だったのだ。
最後のキス?
タバコの香り?
とても同世代とは思えなかった。
世間もこぞって天才少女と崇めるのだから間違いない、宇多田ヒカルさんは天才なのだ。
そして、今見ても、メロディーも、歌詞もお見事としか言いようがない(素人の私がこんな表現をしていいのかわからないけれど)。
初恋、という題からして、
きっと歌詞の主人公は若い女性だし、
またこれからいい恋をたくさんするんだろうけどすでに、いい女感がハンパない。
なんで突然、First Loveを思い出したかというと、今日はちょっと心に棘がちくっと刺さることがあった。
お互いが自転車でちょうど同じ場所でぶつかりそうになって私が止まったのに、スピードを落とさず通り過ぎた相手にこちらを睨まれて舌打ちされたのだ。
私がわざわざ止まったのに、なぜ舌打ちされないといけないの?
理不尽だなぁと思うと共に、私の居場所を縮小された気がした。おまえなんかのいる場所はないんだよ、どけよ。そう、言われたような気分になった。
一緒にいたい人、一緒にいて(有名な人なんかは遠くで眺めていて)元気になれる人は、他人の居場所を作ったり安全にしたり心地よくするのが上手だ。
昨晩、大好きな「北欧、暮らしの道具店」のインターネットラジオ「チャポンと行こう!」の5周年記念のインスタライブに参加したのだけど、本当に私は心の底からこの番組とお店が好きだ。万人を対象にして、みんなに好かれているのに、ちゃんと、ひとりひとりの存在を認めて大切にしてくれていると感じる。それに、ファンの人たちもみんな、いい人だといつも思う。あたたかい、居場所がそこにはある。
翻って、自転車で舌打ちされて自分の居場所が縮められた気分になって悲しい思いをしたあと、「心の中に誰かの居場所がある」という現象について私の頭に存在感を持って浮かんできたのが、このフレーズだ。
I hope that I have a place in your heart too
(私の心の中にはいつもあなたがいる。だから、)あなたの中にも私の居場所があってほしい。
こういうところで、訳すという作業のプロに頭が上がらない。
それにしても、英語の歌詞がメロディーにピッタリハマっている上にシンプルでストレートな表現。今見てもほんとにすごいなぁと思う。
そんなこんなで、ちょっと悲しい出来事から宇多田ヒカルさんのすごさをあらためて再確認して、この世の天才たちは本当にすごいと感慨にふける。
一昨日の将棋界の大ニュース、藤井聡太7冠誕生もまたしかり。
天才たちの活躍に元気をもらう日々である。