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子どもの成長記録。ちっちゃなもみじじゃなくなった、それでも小さな手に思うこと。
鼻水をたらし続ける次男坊。
YouTuber助産師HISAKOさんが、保育園児は最初365日中360日くらい鼻水垂らしてるよと言っていた。
我が家は家庭内感染予防のため、
子どものどちらかが風邪やらゆるい便のときふた部屋に分かれて寝ている。
次男がずっと風邪で長らく2部屋体制だったが、まあまあ元気になったことと、夫が不在の夜に私含めみんな同じタイミングで寝落ちして一緒の部屋で寝る運びになった。
夜中、目を覚ました私は久しぶりにふたりの子ども達が並んで寝るのを見た。
何かがおかしい。
長男6歳の手が縦長になっている!
いや、おかしくはないんだけど。
赤ちゃんの手は小さい。
指も短く小さな紅葉のようだ。
サザエさんの登場人物は頭が異様にデカく、手が小さい。
赤ちゃんの手はサザエさんの絵面そのものだ。
頭に対してあまりに小さい手。
しかし長男の手は、指が長くなってきて、紅葉というには縦長過ぎていた。
それに、サザエさんの登場人物と違って、頭に対して手がそれほどミニではない。
ピアノの練習もして少しだけその手は逞しくなった気もする。
私はそっと、彼の手の上に自分の手を重ねてみた。
まだまだ小さいことになぜか安心する。
そして次男1歳の手を見てみる。
こちらは現役の小さな紅葉の手だ。
折りたたむとクリームパンみたいになる。
よかった。
まだまだ、赤ちゃんの手だ。
何が良いのかよく分からないけど、
私は少しうろたえた。
長男の手が小さな紅葉でないことに。
毎日ピアノの練習に付き添っているけど手が縦長に昇格してると気づかなかったことに。
最後に小さな紅葉の手を見た日がいつだったか思い出せないことに。
「だるまさんの」という絵本で、だるまさんの手が出てくるところで長男はだるまさんの赤い手に自分の手を重ねて「て!」と言っていた。
それがかわいくてかわいくて。
小さなてってを本に乗せる仕草見たさに、何度もこの絵本をめくったものだ。
あの小さな手が。
少し前に歴代の手型を並べて見比べたとき、
大きくなったなあとは思った。
しかし、縦長になったとは思わなかった。
思えば、3年前くらいから毎年のように手袋を買い替えていた。
早まって買った大きな手袋に不釣り合いな小さな手を入れたとき、たっぷり余る5本指を見て、こんなに指が長くなるのかと思った、そんな手袋も今はちょうどいい。
寝顔はまだまだ、あどけなさが残る6歳児。
翌日次男に「だるまさんの」を読んであげてママの目から汗がでちゃったのはひみつ。
その手で夢をつかんでね!