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ワーママはみた!仕事も家事も育児も足し算で行こう

仕事でよく聞く、悩み。

ミスはしなくて当たり前。
とんでもない量や質の仕事を回して当たり前。
問題は起こさなくて当たり前。
なのに、どうしようもなく発生するズレは容赦なく責められる。

がんばっても認められない。

そんな話を聞いた日は、「誰だ!そんなひどいやつは!」と肩を持ちたくなってしまう。

わかるわかる、その気持ち。

なんだか、いつも体験してる気がするんだよね。

と思い返すと、家事育児にそっくりじゃないだろうか?

ご飯ができてて当たり前。
子どもが元気で皮膚トラブルなくて爪伸びてなくて当たり前。
子どもの宿題が終わっていて忘れ物がなくて当たり前。
家が片付いていた当たり前。
仕事も普通にこなしていて当たり前。 
冷蔵庫にいつもあってほしい食材があって当たり前。
翌日着る服がクローゼットにあって当たり前。

たまたま、その日家族の気に入らない料理を作ってしまってブーブー言われる。

おーい、それだけのことを毎日するのにどれだけの労力がかかってると思ってる?

絶対離脱できないレースに出場し続けて、必ず生還し続けることは生やさしいことじゃない。

私はそんな、完璧な土台にちょっとした凸凹を「引き算」で批判される人を見てきたし、批判する人も見てきたし、批判もされてきた。

けれど、ちょっと待ってみてほしい。

決して良い子とは言えないうちの子どもについて、学校や塾や習い事の先生がしてくれるのはいつも「足し算」の褒め言葉だ。

前より、自分でやることが増えました。
前より、遅れが少なくなりました。

ゴールまでの距離じゃなくて、進んだ距離を見てくれる。

「自分でできないことがまだあります。」
「相変わらず、遅れがあります。」

元気で毎日がんばっているだけでも、十分いいし、進んでいることが大切だ、と思ってあげたい。

万点からの引き算でできないことばかり言われたら、毎年毎年、「ごめんなさい、うちでもがんばってみます」としか返せない。

でも、「できた!」を足し算して見てくれると、次への希望が湧いてくる。

仕事も、家事も、「足し算」でよいのではないだろうか?

これができた。
これもできた。

毎日できたことが多くなる。

親も良い歳だし、自分だってこの先年老いてできなくなることも多い世界へ向かっていくので足し算癖をつけたいな、と思う。

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