おまえのせいで子どもの出来が悪いなんて言わないで
子どもがちいさいうちは「かわいいね」って言っていたらよかったけど、そうも行かなくなる。
子どもでも、自分のことは自分でしないといけないし、親元を発つ時に備えて自立していかないといけない。
でも、まだ子どもには甘えたい時がある。
成長しては、甘えて、失敗して、また甘えて。
そんなふうにゆっくりゆっくり育つ子もいるだろう。
どんどん成長して旅立つ子もいるだろうけど。
なかなか、一直線には進んでいかない、のだろう。
子どもが何が大変で、何に詰まっているか。
わからないときもある。
子どもの口ではまだうまく言語化できないだろうし、大人だって子どものこと理解しきれない。
思い通りにいかない子育てに、やらないといけないことだらけの毎日。
親も子もお互い、ぶつかり合いながら進んでいくしかない。
「おまえのせいで」
子育てでうまくいかないとき、パパがママにあたる。
実際、ママのせいのことだってあるだろう。
でも、「子どもの出来が悪い」なんて言わないでほしい。
子どもの出来ってなんだろう?
大人の思うように動くこと?
まだまだ成長できるし、大人に比べたら自分を変える可能性に満ちている子どもたち。
よく変えていくための言葉を選びたい。
それに、親が子どもの「悪さ」の責任を押し付け合うのって、子どもから見たらよくないんじゃないだろうか?
大人だって、「出来が悪い人」なんて言われたら悲しくなる。
それに、誰だってみんな、かわいい赤ちゃんだったのではないだろうか?
抱っこされたり、子守唄を歌ってもらったり、抱っこをせがんだり、誰かに抱きしめられて泣き止んだときがあるはず。
大人も子どもも太陽に向く向日葵のようにいいところを伸ばして行けたらと思う。
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