Will・Can・Must のどの軸で生きるか
皆さんこんにちは、しまさです。
就活を経験した人は誰もが聞いたことがあるであろう、「Will・Can・Must」のフレームワークですが、これはキャリア開発だけではなくて、日常生活、はたまた人生単位でも使えるのではないかと思います。
例えば、エッセンシャル思考をしている人はやらなくてもいいことはやらない思考をしているので、Must軸で生きていることになるのではないでしょうか?
今回は、人生の軸をWill・Can・Mustで決めるとどうなるのか考察したので、お話ししていきます。
①Will・Can・Mustフレームワークとは
引用ですが、Will・Can・Mustをまとめるとこのようになります。
Will→やりたいこと
Can→できること
Must→やらなければいけないこと
キャリア開発においてはこの3つが重なっている部分が、その人が最も活躍できるを領域だと言われています。
やりたいことを実行する能力があって、さらにそれを周りからも求められていたら、それはもう転職ですよね。憧れちゃいます。
②決断はWill・Can・ Must で考えられる
さて、ここからが本題です。
私は日常生活の些細な決断時にも、このWill・Can・ Mustは無意識のうちに用いられているのではないかと思います。
例えば、買い物をする時を考えてみると次のようになります。
Will→品物が欲しいか?
Can→品物を買うお金があるか?
Must→品物が必要か?
3つの軸に分けることが出来ましたね。
そして、それぞれの問いの回答がYesとNoの2通りがあるので、決断する時はこの2×2×2=8 で場合分けした結果から考えることになります。Will・Can・Mustフレームワークのベン図も、合計8個の領域があるのが分かると思います。
この場合分けの決断の答えは人によって異なります。ミニマリストの人は必要ないものは買わないので、欲しくてお金があったとしても買わないとという選択になります。
このように、決断がWill・Can・Mustで考えられているのであれば、その場合分けは全部で8通りになります。そして、人はこの8通りの場合分けにおける決断の答えを無意識に持っているのだと思います。
③どの軸で生きるか決めると決断が早くなる
キャリア開発においてはWill Can Must の3つが重なっている領域が最も活躍できると話しましたが、日常生活は活躍を求められる場ではありません。そのため、軸の優先順位は自由に決められるのです。
そして、最初に考える軸を決めることは場合分けが半分になるということなので、決断が早くなります。
例えば、冒頭に書いたエッセンシャル思考の持ち主は、やらなくてもいいことはやらないので、Must軸の優先順位を高くして生きていることになります。それをやりたいかどうか、できるかどうかに関わらず、やらなくてもいいならやらないと予め決めているのです。
つまり、やらなくてもいいことは他の軸であるWillとCanがどうなるかを考える必要がありません。そのため、決断自体やる必要がある場合のみ考えればいいので、場合分けが元の8通りから次の4通りに減ることになります。
やりたい、できる、やる必要がある
やりたい、できない、やる必要がある
やりたくない、できる、やる必要がある
やりたくない、できない、やる必要がある
「やる必要がない」は考えなくていいので、全ての場合に「やる必要がある」が含まれます。場合分けが半分に減るのですから、決断が早くなるのは一目瞭然ですよね。
また、やらなくてもいいと分かった瞬間に、それを「やりたいかどうか」と「できるかどうか」を考える必要がなくなるので、無駄な時間も削減できます。
あとは、この4通りの答えを予め作っておけばよいだけです。
これが、どの軸で生きるか決めると決断が早くなる理由になります。
まとめ
全ての決断はWill・Can・ Must で考えられており、その優先順位は自分で決めることができます。軸を決めてしまえば、考える量が減るので、決断も早くなります。
ちなみに私は良く言えばエッセンシャル思考、悪く言えば面倒くさがり屋の性格なので、Must軸で生きています。個人的には、やりたいことで生きているWill軸がとてもまぶしいです(笑)
以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。