構造化面接成功の鍵:質問例を紹介!
こんにちは!SalesBox株式会社です!様々な企業の採用のお手伝いをしてきた経験を生かし、皆さんの問題解決の一助になるような情報を毎日お届けしています!
今回は「構造化面接の質問例」に焦点を当てて解説します。
採用面接は、応募者の能力や適性を見極める重要なプロセスです。しかし、面接官の経験やスキルによって、評価が大きく異なるという課題もあります。そこで、今回は、採用の精度を高めるために有効な「構造化面接」の質問例をご紹介します。
構造化面接とは?
採用面接は、応募者の能力や適性を見極める重要なプロセスです。しかし、面接官の経験やスキルによって、評価が大きく異なるという課題もあります。構造化面接とは、あらかじめ決められた質問項目に基づいて面接を行う方法です。
質問項目は、採用基準に基づいて作成します。そのため、応募者の能力や適性を客観的に評価することができます。構造化面接には、以下のメリットがあります。
採用基準に基づいた評価が可能
構造化面接では、すべての応募者に対して同じ質問項目を同じ順番で行うため、採用基準に基づいた評価が可能です。これにより、面接官の経験やスキルの影響を抑えることができ、より公平な評価を行うことができます。
面接官の経験やスキルの影響を抑えられる
構造化面接では、質問項目が採用基準に基づいて作成されているため、面接官の経験やスキルの影響を抑えることができます。
例えば、面接官の経験やスキルが豊富な場合、応募者の能力や適性を過大評価してしまう可能性があります。しかし、構造化面接では、採用基準に基づいて評価を行うため、このような偏りを抑えることができます。
面接の効率化につながる
構造化面接では、質問項目があらかじめ決められているため、面接の準備や実施が効率的になります。また、面接後の評価も、質問項目に基づいて行うため、時間や労力を省くことができます。
また、構造化面接を実施する際には、以下のポイントに注意しましょう。
採用基準を明確にする
採用基準を明確にすることで、質問項目を適切に作成することができます。
質問項目は具体的に
質問項目は具体的にすることで、応募者の能力や適性を正確に評価することができます。
質問項目は複数用意する
質問項目を複数用意することで、応募者の能力や適性を多角的に評価することができます。
今回ご紹介したポイントを参考に、自社の採用基準に基づいた質問項目を作成してみてください!
行動面接の質問例
構造化面接の質問方法のひとつに「行動面接」があります。行動面接とは、応募者の過去の行動や経験をもとにして質問する方法です。
行動面接では、応募者がどのような行動をしたのか、その結果どうなったのかを具体的に聞くことで、応募者の能力や適性を判断します。行動面接の質問例としては、以下のようなものが挙げられます。
チームで仕事をする際に、トラブルが発生したとき、どのように対応しましたか?
難しい課題に直面したとき、どのように解決しましたか?
失敗した経験をどのように活かしましたか?
これらの質問は、いずれも応募者が過去に直面した具体的な状況を想定しています。応募者がどのように行動し、その結果どうなったのかを具体的に聞くことで、応募者の能力や適性を判断することができます。
行動面接の質問例をいくつか挙げてきましたが、自社の採用基準に合わせて、より具体的な質問を作成することも大切です!
例えば、営業職の採用を行っている場合は、以下の質問を追加することができます。
新規顧客を開拓した経験はありますか?
クレーム対応をした経験はありますか?
目標達成のために、どのような取り組みをしましたか?
また、応募者の経験やスキルに合わせて、質問をカスタマイズすることもできます。例えば、プログラミングのスキルを重視する場合は、以下の質問を追加することができます。
これまでに開発したアプリケーションはありますか?
開発で苦労したことはありますか?
どのように解決しましたか?
行動面接は、応募者の能力や適性を多角的に評価できる有効な方法です。今回ご紹介した質問例を参考に、自社の採用基準に基づいた質問項目を作成してみてください。
具体的な例
例えば、チームで仕事をする際に、トラブルが発生したとき、どのように対応したかを質問する場合、以下の例のような回答が期待できます。
チームで仕事をしていたとき、あるプロジェクトの納期が迫っていたところ、メンバーのひとりが急な体調不良で仕事を休むことになりました。そのため、私がメンバーの仕事を代わって対応することになりました。
最初は一人でやることに不安がありましたが、メンバーから引き継いだ資料や、これまでの経験を活かして、なんとか納期までにプロジェクトを完了させることができました。
この回答からは、応募者の課題解決能力、コミュニケーション能力。リーダーシップがうかがえます。このように、行動面接の質問例を参考にすることで、応募者の能力や適性をより正確に評価することができます!
状況面接の質問例
構造化面接のもう一つの質問方法に「状況面接」があります。状況面接とは、仮定の状況を想定して質問する方法です。
状況面接では、応募者が「もし、このような状況になったら、どのように行動しますか」と質問されたときに、どのように思考し、判断するかを具体的に聞くことで、応募者の能力や適性を判断します。
また、状況面接では、応募者の回答がすべて正しいかどうかを判断するのではなく、応募者の思考や判断の過程を評価することが重要です。そのため、応募者の回答を具体的に聞き出すようにしましょう!
状況面接の質問例としては、以下のようなものが挙げられます。
部下からクレームを受けたとき、どのように対応しますか?
納期が迫っているプロジェクトを任されたとき、どのように進めますか?
予算が限られている中で、成果を出すためにはどのように工夫しますか?
これらの質問は、いずれも応募者が直面する可能性のある実際の状況を想定しています。応募者がどのように考え、行動するかを具体的に聞くことで、応募者の思考力や判断力、課題解決能力を判断することができます。
状況面接は、応募者の能力や適性を多角的に評価できる有効な方法です。今回ご紹介した質問例を参考に、自社の採用基準に基づいた質問項目を作成してみてください!
具体的な例
例えば、部下からクレームを受けたとき、どのように対応するかを質問する場合、以下の例のような回答が期待できます。
部下からクレームを受けたときは、まずは相手の話をしっかりと聞くことを心がけています。また、相手の立場に立って考え、なぜクレームが出たのかを理解するようにしています。
クレームの原因がわかったら、解決策を提案します。その際、相手の納得感を得られるよう、具体的な説明をするようにしています。また、今後同じようなクレームを出さないように、予防策を講じるようにしています。
この回答からは、応募者の思考力や判断力、コミュニケーション能力がうかがえます。
質問項目を作成する際のポイント
構造化面接の質問項目は、応募者の能力や適性を客観的に評価するために、採用基準に基づいて作成する必要があります。そのため、質問項目を作成する際には、以下のポイントに注意しましょう。
採用基準を明確にする
採用基準とは、自社が求める人物像を定めたものです。採用基準を明確にすることで、質問項目が採用基準に沿ったものになるよう意識することができます。具体的には、職務内容や求められる能力や適性、評価基準を明確にしましょう。
質問項目は具体的に
質問項目は、応募者の能力や適性を判断するために必要な情報を具体的に聞くようにしましょう。具体的な質問をすることで、応募者の回答をより正確に評価することができます。
例えば、「チームワーク力」を判断する質問項目として、「チームで仕事をする際に、どのような工夫をしていますか?」と質問するのではなく、「チームで仕事をする際に、トラブルが発生したとき、どのように対応しましたか?」と質問する方が、より具体的な情報を得ることができます。
質問項目は複数用意する
質問項目は、複数用意しておくことが大切です。複数の質問項目を用意することで、応募者の能力や適性を多角的に評価することができます。また、質問項目が採用基準に沿ったものになっているかどうかをチェックするためにも、複数の質問項目を用意しておくとよいでしょう。
具体的な例
例えば、営業職の採用基準として、以下の要素を定めたとします。
コミュニケーション能力
課題解決能力
行動力
これらの要素を判断するために、以下の質問項目を用意することができます。
コミュニケーション能力:
新規顧客を開拓した経験はありますか?
クレーム対応をした経験はありますか?
チームで仕事をする際に、どのような工夫をしていますか?
課題解決能力:
難しい課題に直面したとき、どのように解決しましたか?
目標達成のために、どのような取り組みをしましたか?
予算が限られている中で、成果を出すためにはどのような工夫をしましたか?
行動力:
失敗した経験をどのように活かしましたか?
チャレンジしたことはありますか?
目標に向かって、どのような行動をしましたか?
これらの質問項目は、いずれも採用基準に沿った具体的な質問となっています。また、複数の質問項目を用意することで、応募者の能力や適性を多角的に評価することができます。
このように、質問項目を作成する際には、以下のポイントを意識することで、より効果的な質問項目を作成することができます!
まとめ
構造化面接は、採用の精度を高めるために有効な方法です。採用基準を明確にすることで、質問項目が採用基準に沿ったものになるよう意識しましょう。
質問項目は具体的に聞くようにすることで、応募者の回答をより正確に評価することができます。また、質問項目は複数用意することで、応募者の能力や適性を多角的に評価することができます。
今回ご紹介した質問例を参考に、自社の採用基準に基づいた質問項目を作成してみてください。
皆さんの採用活動が成功する一助になれば幸いです。次回は「構造化面接を実施する際に押さえておきたいポイント」についてお話しします。お楽しみに!
こんなことについても触れてほしいというようなリクエストもお待ちしておりますのでコメントよろしくお願いいたします!
それでは、良い採用活動を!
最後に
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