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ワインを買う 〜Wine-Searcherの活用〜

気になったワインをどうしても手に入れたいのであれば、Wine-Searcherがとてもおすすめです。

世界中で特定のワインを売っているお店を探すことが可能です。

探し方は、画面中央の白い空欄に、ワイン名を入力し、ヴィンテージとお店がある国を選ぶだけです。

お店がある国として日本を選ぶ場合には、これ以上の説明は不要と思いますが、海外の場合には英語でのやり取りが必要かもしれません。
むしろ、ワインの在庫やお店の対応を確認するために、お店がある国が海外の場合には、購入前にメールなどでやり取りをすることを強くおすすめします。

特にやり取りすべき点は、ワインの状態と輸送についてではないかと思います。

特に古いワインの場合には、ワインの状態を知る意味で写真を送っていただくとよいでしょう。高額なものですので、納得いくものかどうか確認すべきと考えます。

輸送については、日本へ送っていただくことが不可の場合があるかもしれません。また、費用が気になります。

たとえば、やり取りの一例として、以下のようなかたちではいかがでしょうか。

Hello there,
I’m interested in your ABC wine.
Would you mind if I asked the following two questions?
1. Is it possible to send some photos of the bottle?
2. Is it possible to ship the bottle to Japan where I live? If yes, about how much dose it cost?
Looking forward to your reply.
Thanks in advance!

それでは、日本へ送ることは不可と言われた場合には、どのようにすればよいでしょうか。
お店がある国がアメリカの場合、米国ヤマト運輸がおすすめです。
いろいろな相談にのってくれると思います。
サンフランシスコ支店の情報がありましたので、ご参考になれば幸いです。

料金は、たとえば6本で、$119です。
つまり、単純に1本2000円強の輸送費となります。
なお、米国内送料、日本での消費税、関税(70円/リットル)、酒税(80円/リットル)などは別途必要です。
1週間くらいで届きます。

アメリカワインではないですが、わたしの経験をひとつご紹介します。

わたしは数年前、ワイン好きの恩師の還暦をお祝いするにあたり、Wine-Searcherを活用して海外からワインを取り寄せたことがあります。それは、60年前のヴィンテージをどうしても恩師にプレゼントしたかったからです。

マスターオブワインの友人に、おすすめを聞いたところ、「マデイラ」をすすめられました。60年前のワインともなると、通常の赤ワインは状態のリスクが高いので、マデイラであればリスクがかなり減るだろうとのことでした (酸化熟成のおかげ)。
そしてその後、実際に、このことを実感できる機会に恵まれました。

その機会とは、マデイラ専門店で、124年前 (1895年) のマデイラをいただいたことです。その時、マデイラの60年は若いくらいであると確信したのでした。

同時に、Wine-Searcherで調べたところ、恩師の生まれ年のヴィンテージは世界で一ヶ所でしか売られていないことに気付き、お店と上記のようなやり取りをした後、輸入したのでした。

その後、そのマデイラは、還暦祝いの会をおおいに盛り上げてくれました。

(Photo by Jakob Rubner on Unsplash)

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