アメリカワインの本
“ワインのことはまったくわからない” けれど、なるたけ手っ取り早く “わかる” ようになりたい? それなら、この本が役に立つだろう。『NYスタイル ワイン・ブック』では生徒にも僕自身にとっても役に立つ話題をカバーし、覚えやすいように簡潔に説明した。
(NYスタイル ワイン・ブック「はじめに」より)
アメリカワインと言えば、カルトワイン。しかし、知る限りでは、カルトワインの本は世界に一冊もありません。
...ということで、アメリカが軸になっているワイン本で、いちばんのオススメをご紹介いたします!
それは、
NYスタイル ワイン・ブック
という本です。
なお、あらかじめお伝えさせていただきますと、この本はアメリカワインについてのみ書かれているわけではありません。
著者がアメリカ人であることから、アメリカ人ならではの軸で書かれている本となっているところが特徴です。
原著は、Oldman’s Guide to Outsmarting Wineというのですが、日本語版では「ニューヨークスタイル」となり、タイトルも素敵です。
たとえば、以下のようなことが記載されています。
11つあげてみました。
・本当は“甘い”辛口ワイン
・酸味が作る極上風味
・ワインにバターやバニラが香る理由
・ドン・ペリって本当においしいの?
・お店でぼったくりワインを飲まない方法
・ワインリストでわかるレストランの性格
・いんちき店員にいっぱい食わされないために
・自分でワインをオーダーする時のポイント
・スマートにワインをオーダーするための魔法のフレーズ
・コルクのにおいをふんふん嗅ぐな
・レストランにワインを持ち込む
たとえば、「コルクのにおいをふんふん嗅ぐな」より、ひとつのパラグラフをご紹介します。
もちろん、ときには昔気質なタイプ — 年季の入ったコレクターや一部のソムリエ — がコルクに鼻をすり寄せている場面を目撃するだろう。彼らのお楽しみを邪魔することはない。だがプロの大半はコルク嗅ぎになんの意味も見いだしていないということを、覚えておいてほしい。
2006年出版と古い本ですが、お時間のあるときにながめてみてはいかがでしょうか。
新品は手に入れられないかもしれませんが、中古品であれば多くの方々が入手可能と存じます (数百円!?)。わたしも中古品で手に入れました。
(Photo by Jeff Siepman on Unsplash)