自分軸の作り方#116 操縦できない不機嫌の話。
「不機嫌はハラスメント」ということをご存じでしょうか。
前回ご紹介させていただいた ワーママはるさんも、以前フキハラについて語っていました。
Yahooニュースでも取り上げられています。
不機嫌になっている当人は
自覚がないのかもしれないのですが
あからさまに不機嫌になると 場の空気が悪くなります。
職場に1人
家族に1人
不機嫌を撒き散らす人がいると
楽しかった気分も、
どこかに飛んでいってしまいます。
不機嫌になる人は もしかすると
どうしたの?大丈夫?と構ってもらえた
成功体験を持っているのかもしれません。
コントロールが難しいんだと思うんです。
なぜかというと 不機嫌な気分になっているのは
「爬虫類脳」が自分を守るために
無意識にやっているからです。
つまり、不機嫌ハラスメントをしてしまうとき
その人の神経は
「生命を脅かすほどの脅威・不安」
の ただなかにあるんですね。
本人は気づいてないけど。
だから、周りが反応して
自分に関心を持ってくれると
つながりを感じて ホッとするのでしょうね。
ちょっといびつな欲求の満たし方ですが。
私にとって、
不機嫌はヒトゴトではありません。
撒き散らすつもりはなかったけど
不機嫌を撒き散らしたことはあります!
子どもが不登校になったときに
なにが厄介だったかっていうと
自分の「不機嫌」が
漏れ出てしまうことでした。
当時、不機嫌がハラスメントだなんて
爪の先ほども思ってなかったです。
不登校になった子どもにとって
安心し、リラックスすることが どれほど大切かわかってる。
優しく声をかけたい。
どんなわが子も、受け入れて、あたたかく接したい。
頭ではそう思っているのに
分かっているのに!!!
自分の顔は、鬼瓦。
自分の顔が、
いうことを聞いてくれない!!!
私ってなんでこうダメダメなの・・・❓(泣)
と、自責の念・自己嫌悪の嵐。
知らないうちに、
自分にまで攻撃していました。
今思うと、脳内はパニックでした。
正常な行動ができないくらい、パニックでした。
冷静に考えることができるようになって
振り返ってみると
こういうことかなと思うんです。
子どもが不登校になったことが
自分のキャパを超え
自分がもう社会的にもう 認められない
社会的生命の脅威だと
爬虫類脳がとらえていて
崖から突き落とされるに等しいほど
精神的ダメージを受けて、
意志と関係なく起こってる防衛反応。
自分が
崖から深い谷底に
突き落とされようとしているときの
生きるか死ぬかの精神状態で
穏やかな笑顔で 大丈夫よって
こどもをリラックスさせようとするのは
無理があります。
さて。
Q1:私が不機嫌になるのはどうして?
不安があるからです。
Q2:不機嫌にならないためには どうしたらいいの?
不安の仕組みを理解して、
安心にもっていくことです。
Q3:どうやったら安心できるの?
安心できる環境に身を置いて、
「安心感」を自分に覚えてもらうことです。
専門用語でいうと
「迷走神経の腹側枝を整えることです」
*この言葉は、こちらの本から引用させていただきました。
子どもが急に登校できなくなったことじたい
迷走神経の問題でした。
おなか痛いとか
頭痛いとか
昼夜逆転とか
狂暴化とか
すぐに拗ねるとか・・・
枝葉(表に見える部分)は
いろいろありますが
根っこの部分はただひとつ。迷走神経の反応です。
根っこが回復するために大切なのは
「迷走神経の腹側枝を整えること」
でした。
神経の研究が進んで、
「安心」を、自分で育てられる時代が来ています。
身近なところにセラピストがいなくても、
今日から自分でできることがあるので、
これからまた発信していきたいと思います。
浅井咲子さんについては、
尊敬するnoterのお二人、
タルイタケシさん・とのむらのりこさんの記事でも紹介されています。
車が不具合を起こしたら、
安心して運転ができません。
いろいろ点検して、メンテナンスするものです。
セルフメンテナンスで、
心地の良い状態に 自分を持っていくことができるように
歩みをすすめていきたいです😊