自分軸の作り方#134 子育てが大変なのは「時代のせい」!読んでよかった「どならない練習」
「どならない練習」伊藤徳馬/著 という本を読みました。
読み終えて
「タイトルがもったいないなぁ」と思いました。
常日頃から、子どもにどならないように努力していて、
自分の怒りをコントロールできてる親御さんもきっと、たくさんいると思うのです。
その人は「どならない練習」なんて
自分と無関係だなーってスルーしてしまうでしょう。
どならないようにしているけど、腹が立って我慢してモヤモヤしている人も
読めばちょっと子育てが少し楽になるかもしれない。そんな本でした。
冒頭に
子育てが大変なのは、「時代のせい」なんです
と書いてありました。
そうなんです。
昔から人気の絵本「おしいれのぼうけん」とか、
ぐりとぐらで有名な中川李枝子著「いやいやえん」では
やんちゃな子どもたちが、反省のために押し入れや倉庫に入れられる場面が出てきます。
ベビーシッター中、子供に読みきかせをしながら
「えーっこれはちょっと…
現代ではダメじゃない?」と、読むのを躊躇してしまう場面があります。ストーリーが面白いので、子どもたちは違和感なく聞いてくれますが…
「どならない練習」の著者は
市の職員として、通報があったご家庭に家庭訪問をする仕事をしていて、いろいろ思うところがあり、この本を著したようです。
この説明がとってもわかりやすく、納得できました。
以前紹介させてもらった本「ちゃんと泣ける子に育てよう」の中に、
人は、子育てをする時、自分がその年齢の時にどんな育てられ方をしたか、無意識になぞりながら子育てをする、というようなことが書いてありました。
無意識でやってることなので、
意識して変えるということが難しいわけですね!
だって、感情や言葉は、勝手に出てくるんですもん。
巻頭には
どなる前に使いたい「青カード」
思わず出てしまう「赤カード」
が付録でついていました。
この赤カードがね、
思い当たることが多すぎて笑えるくらい!
どなる以前に、確かに言っちゃってる!!
あいまい。
・「ちゃんとやって」
・「もっと考えてやって」
否定形。
・〜しないで
・〜したらダメ
脅す。
・置いて帰るよ
・もう〜はさせないよ
・〜に叱ってもらうよ
質問風の攻撃。
・なんでお茶をこぼすの?
・何回言ったらわかるの?
いやみ
・いつもこうだといいのにね
・それでいいと思ってるんだ
罰
・1週間おやつ抜きね
・明日の遊園地はなしね
ああああ〜
そうですそうです〜
言ってました!脅してました!
いやみも言ってました(泣)
思わず使ってるそれらの言葉や態度を、
青カードに変えていく練習なんです!
こんな悩み、私だけじゃないんだ😭
と、共感してホッとさせてくれる内容です。
青カードにあるのは、
代わりの行動を教える
・〜してね。
一緒にやってみる。
気持ちに理解を示す。
環境を作る。
・距離
・目線
・刺激
待つ。
落ち着く。
赤と青のカードは、
英単語帳のようなカードなので、
どこかに貼っておくとよさそうです。
本の中には、
こんな時にはどんな声かけをしたら良い?という例や、実際の練習の仕方がたくさん載っています。
中1の時に使っていた英語の教科書を思い出すような、日常会話の中で使うと良い、言い方の練習をしていく本でした。
教えてくれる人がいなかったから、
言葉のかけかたがわからなかっただけなんだ。
なーんだ、そうだったのかー!と
心が軽くなりました。
マンガも載っていて、とっても読みやすいです。
地域の図書館で見つけたら、読んでみて損はないと思います✨✨
お時間があったら、こちらも併せてどうぞ。
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