カフェらいさー シニア起業家

長年銀行に勤めた後、横浜で米粉のパン屋を起業。現在は長岡へ移住して「農家もどき」をして…

カフェらいさー シニア起業家

長年銀行に勤めた後、横浜で米粉のパン屋を起業。現在は長岡へ移住して「農家もどき」をしています。 起業に関する記事の他、農村暮らし、生命・宇宙の不思議等についても書いていきます。

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  • シニア起業

    銀行員からパン屋を起業した「シニア起業のコツ」を紹介しています。

  • 生命の神秘、宇宙の真理

    量子力学や仏法から読み解く真理の探求について自分なりの解釈で書いています。備忘録的に使っているので、検証不足や文章構成が不十分のままのもあります。(未完)として表示してあります。

  • 農村暮らしと野菜作り

    農村での暮らし方を都会に住んでいる方向けに紹介しています

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元銀行員が63歳でパン屋を起業してわかったこと

 長年銀行に勤め60歳で定年退職し、ハローワークの職業訓練講座をきっかけに米粉パン屋を起業した。現在は野菜作りをしている。  起業したことで、気づいたことが3つある。 ・過去のビジネス経験が役に立つ ・起業はやってみないとわからない ・人との出会いが事業を広げ、人生を充実したものにする このことを通じて働くことの意味を自分なりに理解した。 〈過去のビジネス経験が役に立つ〉元銀行員からパン屋起業と言うと皆から驚かれる。しかし起業でやることは会社勤務と基本的に変わらない。多様

    • 人生の意味

      人生の意味 見えないモノを見える形で表現するのが、物質であり、人間であり、人間が作り出す音楽や絵画、小説などの芸術である。 この世にはルールがあり、人間は他の生命体に比べて圧倒的な自由を与えられており、どんな事も出来るが、その言動の責任に見合った結果が現れるという因果応報や、輪廻転生、波動、相補性、一念三千などの法則が用意されている。  そのルールを知り、自分の課題や役割、使命を果たした時、輪廻から解脱してこの世を卒業する。その課程が人生である。  その社会システムの全体像

      • 講演(2)

        8.ステップ 壮大な事業構想なので、ステップを踏んで行動することにした。まずモデル事業体を起業してノウハウを蓄積しながら人脈作りをし、モデル事業体を軌道に乗せる。次に分野を広げ、子事業体を起業し各地に子事業体を起業し普及することで最終目的に寄与する。  注目点はモデル事業体の起業から5年後に暖簾分け第1号が起業した。初年度から黒字で以来4年が経過した。このことの意義は大きく今後第2第3の子事業体が起業していく可能性があることになる。 9.担い手主体となる担い手は、定年前後

        • 講演(1)

          シニア起業について、お伝えする機会をいただき、約1時間ほど話してきました。  前半は私の起業体験、後半はノウハウという構成です。  何回かに分けて投稿します。 1.起業の経緯  普段はチラシの類いは受け取らないが、なぜかその時はハローワークで職業訓練のチラシを貰った。  暇だったし無料なので受けてみた。その講座は介護・農業・米粉パンの2ヶ月毎、合計6ヶ月の講座だった。  食品経済学が専門の熱血講師の講義に触発された。  講座運営団体が「食」「農」に進出したかったが、資金も人

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        記事

          シフォンケーキを食べたことのない元銀行員が、米粉のシフォンケーキを商売にして、「今まで食べた中で一番美味しかった」と言われた

          元銀行員が定年退職後にパン屋を起業して米粉のパンとシフォンケーキを作った。きっかけはハローワークの職業訓練講座だ。  レシピは職業訓練講座で用意されていた。教えてもらったのは2回。講師から「あなたは最初はモタモタしてるけど、最後の方になるとつじつまを合わせるわね」と言われたことを覚えている。呆れられたのか誉められたのか(笑)。メレンゲと言う言葉がたびたび出てくるので「それはなんですか」と質問した。シフォンケーキを食べたのはその時が初めてだった。それくらいスイーツ音痴だった。

          シフォンケーキを食べたことのない元銀行員が、米粉のシフォンケーキを商売にして、「今まで食べた中で一番美味しかった」と言われた

          「誠実」「覚悟」「変化」は、成長する上で大切な要素 ♯自分にとって大切なこと

           生きるということは学び成長することだと思っている。その前提に立って、成長する上で必要な要素を考えたときに、自分にとっての大切な要素は「誠実」「覚悟」「変化」だと思っている。 誠実さを心掛ける ここで使い私の思う「誠実」とは、誤魔化さないこと、嘘をつかないこと、意にそぐわないことをしないことだ。自分の心に正直に生きるということでもある。真摯に向き合うという意味も含んでいる。  人生のさまざまな場面で、意にそぐわないことや理不尽なことは、程度の差はあれ日常的に出くわす。誠実に

          「誠実」「覚悟」「変化」は、成長する上で大切な要素 ♯自分にとって大切なこと

          「どーして坊や」はどれくらい居るのかを「繊細さん」と比べて考えてみた

          「繊細さん」という生まれつき視覚などの刺激に敏感な気質を持った人々がいることを最近知った。5人に1人居るらしい。私には繊細さんの気質はないが、ふと自分と同じような「どーして坊や」と言われる人が一定数居るのではないかと思った。 自分の傾向性  ふと目にした事象がなぜ起こるのか、何の意味があるのか、どんなしくみになってるのかという思いが、自然に沸き起こってくる。それを知ったからといって何の実利がなくても知りたいと思う。  職場で問題が起きたときに何故発生したのかを調べて対策を

          「どーして坊や」はどれくらい居るのかを「繊細さん」と比べて考えてみた

          最初にタイトルを決めるとわかりやすい文章になるのは、伝えたい内容が明確になるからだと気づいた

           タイトルを最初に決めるとスラスラ書けることに気づいた。タイトルは一番言いたいことを端的に表現した結晶なのだと思う。  タイトルに沿って、文章を構成し、エピソードを集め、結論に持って行く。タイトルがしっくりこないのは、伝えたいことが自分の中で明快になっていない場合が多い。タイトルを決めて書き始めても文字数が増えない場合は、内容が薄いことが多いようだ。(私の場合はこうしているだけであって、このやり方を勧めている訳ではない) 最初にタイトルを決める 書きたいことが浮かんだら、一

          最初にタイトルを決めるとわかりやすい文章になるのは、伝えたい内容が明確になるからだと気づいた

          「何をしたいの」という問いかけに明確に答えられる人は、「実現したに等しい」と経験上断言できる

           米粉パン店の起業を目指している人から、私の話を聞きたいと打診があった。横浜のパン店を閉めて長岡へ移住して初めてだ。  米粉を広めるために作った事業だから、ハナから受け入れるつもりでいる。 相談に来た人 30歳前後の女性で、スーパー内のパン屋で半年前から働いている。パン屋を起業しようと思い試験的に働くことにしたそうだ。  何故パン店を始めたいのかと聞いたら、5つくらいの答えが返ってきた。  ・子供の頃パン屋になりたいと思っていた  ・故郷の田んぼが工場に変わっていくのが忍び

          「何をしたいの」という問いかけに明確に答えられる人は、「実現したに等しい」と経験上断言できる

          米粉スイーツを教室で小学生と一緒に作った時の、生徒のキラキラした目が忘れられない

           米粉パン屋を開店して1年が経った頃、小学校の先生が来店して、5年生の総合学習に協力してもらえないかと打診があった。 総合学習 私は総合学習というのを知らなかった。「1年を通して生徒が自主的に社会のことを体験して学ぶことが目的」というようなことを先生から聞いた。お米を使ったスイーツの作り方を生徒に教えて欲しいとのことだったので、大まかなスケジュールを立てましょうと応答した。 田植えから始める どうせなら、田植えからやろうと思い、米粉を仕入れている長岡市の専業農家に相談した

          米粉スイーツを教室で小学生と一緒に作った時の、生徒のキラキラした目が忘れられない

          パン屋を辞めて、都市から地方へ移住して思うこと~♯いま私にできること

           元銀行員から63歳でパン屋を横浜で起業し、昨年3月に長岡市に移住して野菜作りをしている。 ・今までと同じことを望まない ・自給自足生活を目指し、準備する ・情報に振り回されない いま私がやっていること、やろうとしていることを整理してみた。 自分を見つめる 今までの日常を取り戻すために、オンラインなどの違う方法を試みたりしない。パン屋をしている頃も目指すことに向かって日々充実していたが、事業に関すること以外に意識が向いていなかった。お店を閉めて、やりたいことを考える時間

          パン屋を辞めて、都市から地方へ移住して思うこと~♯いま私にできること

          銀行員の経験がパン屋の起業に役立つワケ

           元銀行員が63歳でパン屋を起業して、過去のビジネス経験が役立ったことを、銀行で体験した具体的な事例を元に書こうと思う。個別業種の話ではあるが、業種・職種を問わず普遍的な視点もあると思う。 上達の過程 各業務のスキルが上達していくには概ね以下の過程を経たように思う。 慣れる 繰り返す 短期集中(間を置かない) コツをつかむ 臨界点 パターンを見つける 異例処理 場数を踏む 方程式 応用 経験した銀行業務の中から、上記に当てはまった事例を挙げてみる。 具体例~札読み 札

          銀行員の経験がパン屋の起業に役立つワケ

          シニア起業は"決意"があればいい。スキルや資源、人脈は後から追いかけてくる

           元銀行員が63歳で米粉パン屋を起業して6年間で得たコツのようなものを、自分の経験した範囲でいくつか書こうと思う。  起業に際して必要なものは、極論すれば「やると決める」ことだけだと断言できる。そして人のためにやること、誓願を立てること。それさえあればスキルや資源、人脈等々は後から補充される。 やると決める やると決めない限り前に進めない。資金が貯まったらとか、資格を取れたらとか、一緒にやってくれる仲間が集まったらとかしているうちは、前に進めない。具体性に欠けるからだ。本気

          シニア起業は"決意"があればいい。スキルや資源、人脈は後から追いかけてくる

          主婦業というスキル・働き方を、起業を通して学び絶賛できるこれだけの理由

          会社員時代(1980年代)は、正直言って主婦業についてあまり知らなかった。昔は寿退社で20代で辞めるのが一般的で結婚後も働かないのはなぜかという漠然とした疑問を持っていた。 家族状況は各家庭によってさまざま異なるが、一般的に男性が会社で働き、女性が家事、子育て、親の介護等の役割を担うことがその当時は多かったので、その前提で書きます。 「主婦業」という職業 起業してから女性起業家や食関係の人たちと交流する機会が増え、イベント後の懇親会やシフォンケーキ教室主催時の雑談等で女性

          主婦業というスキル・働き方を、起業を通して学び絶賛できるこれだけの理由

          人との出会いが事業を広げ、人生を豊かにしてくれる

          長年銀行に勤めた後、米粉パン屋を63歳で起業した。 業種・職種が違う上に、私は食通でも何でもないので食関係の人脈もない。ご飯党でパンの知識もなくシフォンケーキに至っては食べたこともない。 起業してからのさまざまな出会いを振り返って、気づいたことが幾つかある。 気づき・やりたいことを口に出すと、思わぬところから助けが入る ・目の前の一人に誠実に接していると、タイミングが来たときに声をかけてもらえる ・一人の友人の背後には大勢の友人が控えている 出会いのきっかけ作りとりあえず

          人との出会いが事業を広げ、人生を豊かにしてくれる

          自己紹介

          経歴1950年生まれ。岐阜県出身。大手銀行、事業会社に勤務し定年退職。63歳で横浜市にパン屋開業。新聞・テレビなど報道多数。シニア起業の経験を綴った著書「シニア起業は宝の山」を2020年9月に出版。 2020年3月に長岡市に移住して、今は農家もどきをしながらシニア起業のサポートをしている。 下記ホームページに、起業に関する情報を掲載している。 職業歴詳細長年銀行で営業、融資を担当し、本部では銀行合併や不良債権プロジェクト等で働き、信用組合立て直しに携わった後、トヨタ系自