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BTS のライブに行って仕事辞めて人生変わった話。

コロナという文字が出て、最後に彼らのステージを見てからもう一年が経ってしまった。そして後10日ほどでオンラインでソウルのコンサートが開かれる。 

瞬く間に誰もが知ってるBTSになった。私が彼らを好きになってから6年ほどが過ぎる。ここ最近の伸び上がりは本当に凄いが、正直、人気のまだ少なかった6年前から、こんなことは信じていたし予測していた。

それくらい彼らはステージに真剣で、努力を惜しまず、ファンを愛し、自分自身を愛する方法を知り、ファンにLove My self を届けて成長し続けている。


みんなが知ってるBTS。彼らのコンサートを身をもって楽しんだ人はどれだけいるだろうか、開演前のあの胸の高鳴りと、彼らの姿が見えなくなるあの切なさと、途中途中のファンの泣き声をどれだけの人が聞いたことがあるだろうか。世界中の肌の色と言語が異なる人間同士が、心をうちとけ、泣いて笑って、韓国語という共通の言語で歌う姿を見たことはあるだろうか、そして涙したことはあるだろうか。



5年前、私はいわゆるブラックな社会に生きていた。今までは当たり前のように学校に行き、疑問も持たず高校、短大に進んで就職した。必死になりすぎて体を壊し、一時期は電車にも乗れず、食べられず、外出もおっくうになり、微熱が続く、そんな日々が続いたこともあった。そんな中相変わらず癒しをくれるのはbtsの音楽とステージと彼らの言葉やコンテンツだった。

私はいわゆる、普通に言われたことができる普通の子だった。変わったこともしない、道も外れない、気ままに疑問も持たず、目の前の線路を歩む人間。

でも働きながらBTSを通して韓国に行きたいという気持ちが芽生えた。

一年目で辞めるなんてありえないなんて思っていた超真面目な私だったのに、半年ほど経った時には、なんでここにいるんだ、と思うようになり、韓国に行きたいから仕事をやめた。

彼らのライブに行きたいから仕事をやめた。それだけを聞いたら可笑しいと思われるかもしれない、甘いと思われるかもしれない。

でもそれでいい。私の人生だから誰になんと言われようと私が気にする必要はない。その時の私には、後悔するのは仕事を辞めることより韓国に行かないことだった、彼らに会わないことだった。

いけない、できない、は理由ではない。それは自分の選択だと本で読んだ。人間の意思だ。小さなことでも、私は私の思い通りに生きれば、その一瞬一瞬が人生をつくりあげ、コントロールできることを知った。

韓国に行きたいけど、仕事がやめられない。ではない。自分が仕事をやめなかったのだ。それならば辞めて韓国に行けばいい。そう考えるようになったら私の人生はとても楽に、楽しくなった。

小さい頃から義務教育をいわれ、疑問を持たず週5で通い、高校、大学、就職することが普通とされているが、それが本当に自分がしたいことなのかさえ考える暇もなく、この国では余儀なく働かされている人が多いのではないかと思う。

弟は中学の頃、世間でいう不登校だった。周りは普通と違うと、深く考えずマイナスなイメージをする。そんな時、弟から、じゃあ、なんで学校に行くの? と聞かれた。なんで?そんなの考えたこともない。

みんなが行ってるから、、、? 

この時、私は弟を尊敬した。弟の方が若い頃から自分の人生を生きてる気がした。行きたくないから行かない、という選択をできたことがすごいと感じた。本当に考え方次第だ。それから数年たった今、彼はYouTuberになり活躍している。本当に学校に毎日行くことが大切なのか、、、それは個人の問題である。


BTSのデビュー時は防弾少年団であった。社会の偏見や弾圧から若者を守るコンセプトだ。

まさにno more dream では、お前のビックな夢は何だ?

と問いかける歌詞で、轢かれたレールを進むことが全てではないことを伝えている。

日本ではあまりみられないが、韓国は音楽やドラマ、映画を通して社会や政治に訴えかけるメッセージが率直で正直である。他人事ではなく、そして隠さず目を逸らさず、より良い国にしていこうとする姿勢が見られる。BTSも社会に訴えかけるメッセージが多々あり、私が好感を持つ部分でもある。

そしてbtsのツアーではそれぞれテーマがあり、2015年は花様年華という、危うい青春時代を、2016年はwingsという、世界に(大人へ)羽ばたく姿を、そして2018.19年ではloveyourself という、自分自身を愛し、相手を愛することをテーマにした音楽でライブパフォーマンスを通し、世界中を圧巻させた。

彼らの年齢、成長過程とともに作り上げられている、 "彼ら自身が作品" なのだ。

力強い歌詞と音楽で背中を押してくれる曲、彼らの言葉の歌詞でファンの心をぐっと掴み、互いが励みになり、自分自身を愛するきっかけを提供しているのが彼らだ。生きていく上で大切な自己肯定感に繋がることも人気の一つといえるだろう。

私は2015年のライブから、たくさんのライブに参加した。そして、パニックの経験から電車に乗れなかった私が、1人で飛行機に乗って韓国に行くようになったのだ。いろいろな経験をして、自信がついて、自己肯定感が育っていった。きっかけはBTSだが、選択を積み重ね、努力をしたのは紛れもなく自分である。好きってすごい。


韓国から帰ってきてすぐに転職し、また仕事を楽しみながらも、ここ最近では旅行を頻繁にしている。btsを通じて海外に興味が出て、海外の人と仲良くなり、言語を勉強して獲得し、1人でカナダに行ったこともあった。これからは韓国でワーキングホリデーをする計画を立てている。

あの時BTSに出会っていなかったら、私はまだ仕事を辞めていなかったかもしれない、世界を知らなかったかもしれない。

あの綺麗な景色も、壮大な自然も、言語が通じた喜びも、自分の力も、出会った友達も、大切にしていきたい。

一刻も早くコロナが終息し、彼らがファンに会える日を願ってばかりだ。コロナ終息後の彼らのライブがとても楽しみである。 

皆さんは自分自身を愛して過ごしていますか?

好きなことをして生きていますか?

あなたの人生を歩めていますか?

みなさんが自分自身を愛するきっかけに、

ぜひ僕たちを使ってください。

                          __________________________By RM   (bts)

  



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