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カフェを開いたら「(続)ぶっちゃけお客さんは何人くらい来るのか~最小人数を見据える~」│カフェ開業メソッドvol.12
個人店がとるべき戦術は「価格競争をしない、メニューの数を増やさない、大きなハコは避ける」等、述べてきたと同時に、「あまりにニッチでマニアックな商品では勝負しない、小さすぎるハコではやらない」などの注意点も強調してまいりましたが、全てひっくるめるとやはりそれは「弱者の兵法」ということでよいと思います。
ネガティブになるのではなく、弱者が強者を打ち負かしてしまう下克上を楽しむくらいの気持ちで参りまし
カフェを開いたら「ぶっちゃけ、お客さんは何人くらい来るのか?」│カフェ開業メソッドvol.11
vol.11「客単価はこちらで設定することが出来る」で述べたように「客単価」というものはある程度決まってきます。
それでは「客数」はあらかじめ予測はつくものでしょうか?
客単価のようなかなり精度の高い公式(看板メニューのドリンク代×1.2または1.3)は残念ながら存在しません。しかし、店舗経営にとって「客数」は何はさておき大切な大切な話です。これから述べることはそれこそどんな本もコンサルタントも
飲食店の「客単価はこちらで設定することが出来る」│カフェ開業メソッドvol.10
これから開業計画を立てようとしてる人にとって、売上の予測、つまり何人の人が来店し、いくら使うのか(客数×単価)ということを机上の空論ではなく、なるべく正確に知っておきたいと思っていることでしょう。もちろん私もそうでした。
融資の際の事業計画にしても「売上予測」が必須項目です。「そんなもんやってみなきゃわからんちゅうに!」が地球上全開業希望者共通ワードでしょう。もちろん、融資する側がそれを訊きたい
カフェ経営で「月に112,000円で生活するための指南書ではありません」│カフェ開業メソッドvol.09
16×700×25×0.4=112,000
これはいったい何の数字、そして係数でしょうか?
※ちなみに8坪の店舗という前提での数式です。
前回はこれで終わったので、とっとと答きます。
① 客数×②単価×③営業日数×④利益率=1ヶ月の収入
です。
これはかなり下限(でもけっして最下限でもない)の発想であり、いわゆる損益分岐点ともまた異なります。というよりこの状態はそもそも損益分岐点にも到達
小さ過ぎるハコではやらない │ カフェ開業メソッドvol.08
vol.07で「次回は【あまり大きなハコではやらない】をおおくりします」と言っておいて、このタイトルは真逆、間違い?!いえ、今回かなり重要なのでぜひ最後までお読みください。
一人でやるお店に対して「あまり大きなハコではやらない」なんていうのは、もはや当たり前で何の新鮮味もなく、ここでわざわざ述べなくとも前準備に余念のないあなたであれば今後必ず耳にすることでしょう。「店舗内装費、家賃、光熱費、その
価格戦争からは完全に身を引く │ カフェ開業メソッドvol.07
個人店(特にここでは一人だけで運営することを前提としています)が、長きに渡って営業を続けていく場合の方法というものがあります。
弱者の兵法的な話になりますが、結論としては、
・メニューの数を広げない(先週述べたとおりです)
・価格競争をしない(今週の本題です)
・あまり大きなハコではやらない
の三つであり、三つ目の「あまり大きなハコではやらない」はそれだけだと大変な落とし穴にハマる恐れも
なんとしても何でも屋にはならない努力 │ カフェ開業メソッドvol.05
まず早速前回の「メインメニューと心中する覚悟」クイズの「答」というとエラそうなので「私の考え」から行きます。
結論から言います。
「ワインとチーズのお店」のほうです。
根拠や理由はあとで一応述べますが、理路整然と説明なんか出来なくても、「なんとなくワインとチーズのほうかなぁ」とぼんやりイメージ出来た人はもうそれでいいと思います。
いったん離れまして(いや、一応関連性はありますが)、本日の題目
メインメニューと心中する覚悟 │ カフェ開業メソッドvol.06
さて、店をやるにあたり、まずは何よりも「何屋さんをやるのか?」です。
そのお店の生命線となる「4番バッター」を確定しないことには何も始まりません。4番はもちろん、全打順全て(サイドオーダーも)決めましょう。
メニューを決めないとお店の内装や設備も決まりません。
特に設備面で大後悔することにもなります。
メニューによって冷蔵庫が家庭用レベルでもいいのか業務用が必要なのか、似たような話でコンロ
サイドメニューは出すべし │ カフェ開業メソッドvol.04
「モーニングやランチはやらないことに決める(のも一つの考えですよ~)」までの「フードは出さない」もとい「ドリンク中心のお店で、提供までのオペレーションが簡易であればフードは有り、いや単価アップのためにもむしろ出すべし」のそのフード(サイドメニュー)に関して述べます。
ドリンク中心のお店である以上、ドリンクを注文したくてしょうがなくなるような状態にしておくこと、
つまりこの漫画の「白いご飯」じゃ
モーニングやランチはやらないことに決める(のも一つの考えですよ~) │ カフェ開業メソッドvol.03
さて、一人でお店をやる場合、まずとにかく極端な時間のムラを避けるべきです。
レストランであればもちろんランチやディナーは生命線であり、アイドルタイムの3時~5時あたりは休憩で店を閉めたりもするでしょう。しかしここで私が提唱するのは「全時間帯ウェルカム体制」であります。
ここはぜひ自らがお店をやる側という立場ではなく、自分が普段外食やお茶を飲んだりをする場合の意識や行動を振り返ってみてください。
3回、そして100回 │ カフェ開業メソッドvol.02
一般的に一度来た店に再来店する人の数というのは少ないものであるが、3回来た人は以降ヘビーユーザー、つまり常連さんになってくれることが多いというデータがあります。
ですからなんとかして2回ではなく3回お店に来てもらえるような工夫をしましょう(※3回目の人は無料とかそんな発想はナシですよ)。
不思議なもので物事3回繰り返すと気持ちも安心するし慣れてもきます。よく社会人になったら「石の上にも3年だか
~「珈琲文明」の現場より~「なぜ人を雇わないのか」 │ カフェ開業メソッドvol.01
カフェ開業メソッドは、「ひとりで」とか「ワンオペ」がある意味ポイントなわけですが、そもそも私がなぜワンオペのお店をやることにしたのかという本音部分です。
私は独身ではなく妻帯者です(何だいきなり)。
夫婦でお店をやっていくメリットももちろん計り知れないほどあるのもわかっています。
ただ私は「仕事」と「音楽」のふたつだけはどうにも「細かうるさい」自覚があり(その他のことは超適当、、、)、
理