#147 夏の朝活 / ハスの花とモーニングを楽しむ
友人から今の頃ハスの花がきれいだと聞き、
休日に2人で見に出かけた。
早朝5時。
何年も朝の5時なんて知らない。
起き出した4時半頃は空がうっすら明るくなり始めていたが、
5時に家を出るとあたりはもう明るい。
7月入ったのに涼しいくらいの空気。
うーん、気持ちいい!
白くけむった朝もやの中を車で走り、
到着した古代ハスが咲くところは、
山に囲まれた田んぼが広がる沼地。
朝6時過ぎなのに、もう何人かの人が見にきていた。
鳥が鳴き、緑の稲が生き生きと風にそよいで広がり、
あぜ道には土色の小さなカエルがぴょんぴょん飛んで
牛ガエルの声もする。
緑の草の間に、
朝露のついた黄色い小さな花や濃紺のつゆ草が咲いていて
鮮やかさが目を引く。
地面、草、花、桟橋、すべてが朝露にしっとり濡れていて
みずみずしい。
ハスの花はまだつぼみが多かったが、
いくつか開いているのもあって
それは本当に神々しいほどの美しさ。
なんと表せばいいんだろう、
白い花、濃いめのピンクの花、それぞれの花びらの一枚一枚が
薄いグラデーションになっていて
薄いところが日に透けて影になって見える。
先にも書いたように、
花びらを開いたハスは神々しさを放っていた。
これが全部咲いたらきれいだろうなあ。。。
花の周りには細い糸のような小さなトンボが
ヒュンヒュンと飛び回っていた。
空から舞い降りてきた白い大きな鳥。
水面にはアメンボ。
アメンボなんて子どもの頃に見たきりだ。
ハスを見にきた人たちはお互いに
「こんにちは」と挨拶しあう。
不思議に全員が。
ここの空気がそうさせるのかな。
長〜い望遠レンズのカメラをかまえて池の奥の花を撮影している男性、
三脚でカメラを設置してハスの花が開いていく様子を動画で撮っている人や、
しゃがんで花を見ながら話してるご夫婦、
みんなこんな朝早くからハスの花を楽しみに来ている。
平和に流れる穏やかな時間。
朝日に照らされた草花や鳥や虫や、山の景色、田んぼの景色、ハスの景色。
ここには自然が息づいていて、
こんなにたくさんの野生の生き物を一気に見たのは
いつぶりだろう。
久しぶりに自然を堪能して、
さらなる楽しみ、モーニングを食べにカフェへ移動した。
店員さんがたくさんの種類のパンが盛られた大きなカゴを
テーブルまで持ってきてくれて、
そこから好きなパンが三つ選べるモーニングセット。
マーガリン、いちごジャム、メープルシロップからも選べる。
カゴいっぱいのパンを見た時、
その大きさに喜ぶという大人気ない嬉しさ。
いや、大人でも嬉しいものは嬉しい。
おいしそうな大きなパンが来ると嬉しい。
たくさんの中から好きなのを選べるというのも嬉しい。
奥の四角いのはフォカッチャ。
丸いのはミルクパン。
左の四角いのがバターシュガーパン。
パンをちぎってはバターナイフでマーガリンを塗り、
いちごジャムを少しずつのせて食べる。
朝はパン派の私に嬉しいモーニングだ。
ケチャップが乗ったオムレツと
キャベツの千切りサラダ、小さいくし切りにカットしたオレンジ。
オムレツは中にやわらかい味のついたじゃがいもが入っていたような。
キャベツの千切りにはコーンとフライドオニオンかな?
それにドレッシングがかかっていて美味しい。
小さな小さなオレンジだったが、
口に入れると爽やかな甘さが広がってさっぱり。
このオレンジがいい仕事をしている。
大好きなコーヒーは、一人一人にそれぞれポットで出てきた。
ポットが嬉しくて、最高だな〜と満足。
朝から充実して楽しく過ごせたなと充足感であふれた。
早起きできたこと、
朝の空気が気持ちよかったこと、
見たかったハスの花を見に行けたこと、
自然の中で過ごせて癒されたこと、
花がきれいだったこと、
天気が良くてドライブとしても楽しめたこと、
おいしそうで大きなパンにテンションが上がったこと、
オレンジが美味しいと思ったこと、
大好きな美味しいコーヒーが飲めたこと、
ポットからおかわりを注ぐ楽しさ、
友人との楽しい会話、
小さくてささいなことだけど、意識すると
幸せな気分になれることがこんなにある。
これを味わっている間って確かに幸せ。
幸せな気分になれることにフォーカス、集中!
この時点でまだ8時過ぎ。
ゆっくりとおしゃべりとモーニングを楽しんで
10時帰宅。
朝10時までに5時間も遊べたんだと思うと驚き。
帰って眠気がきて少し寝た。
それでもまだ正午前。
眠ってスッキリ、
さあ午後からもまだいろいろできる。
🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)