#170 おせち料理 / 食を楽しもう / 自分をほめてあげる
年末、大晦日まで仕事が連勤だったので
今年のおせち料理は作れそうなものだけにしようと
買い出しリストもなくスーパーに寄った。
ここ何年かはずっと平野レミさんのおせちレシピで作っていて、
材料はほぼ頭に入っているのでゆる〜っと買い物。
ローストビーフ用の牛肉、松かさ炒め用のイカ、
お正月用のかまぼこ、金時人参、味付けかずのこなど買って、
あとは家であるもので作る。
以前のおせち料理はこちら⬇︎
まずは
●紅白なます
義父母からいただいた無農薬の大根とゆず、
タイミング良く買えた有機にんじんで。
大根が素晴らしく新鮮で、切り口が透明でみずみずしい。
にんじんは千切りにしているとにんじんの香りがたつ。
これはおいしいぞ。
味付けにいつも使う赤唐辛子の輪切りが切れていて、
糸唐辛子で代用したが美味しく食べられた。
唐辛子とゆずがいい仕事をしている。
ゆずはいただいた時に皮を千切りにして
冷凍しておいたのを使った。
保存袋に平たく入れて冷凍しておくと、
必要な時に使う分だけパキパキと割って使える。
むいた後のゆずはギュッと絞って瓶に保存。
今回のなますには酢の他にゆずの絞り汁も入っていて
とても香り高くおいしい。
次に
●フライパンで作るローストビーフ
これも超簡単で、牛肉のブロック肉の周りを焼いたのを
調味料に漬け込むだけ。漬け込み時間は4時間ほどだが
フライパンで四方を焼き、合わせた調味料を温めて
熱いうちに漬け込むまで5分ちょっとでできる。
大根やにんじんの量によって切る時間が左右するが、
大根10センチ分くらいの量で、手早くすれば、
なますとローストビーフで15分ちょっとくらいではないだろうか。
次は
●筑前煮
材料はごぼう、れんこん、金時人参、こんにゃく、
しいたけ、里芋。
椎茸は本来なら干し椎茸を使うが、
生椎茸を大量に買っていたのでそれでいこうと
初めて生で作ってみたが全然気にならない。
例年と違うのは里芋。
おせちに使ったことがなかったが、
家にあったので入れてみたらほくほくしておいしいこと。
●ちりめんとくるみの佃煮
田作りは大好きなのに、その割に完全に材料を買い忘れていた。
縁起物ではないけれど
家にあったちりめんとくるみで佃煮を作った。
これまたおいしくて主人は「つまみにいい」と喜んでいた。
ごまもたっぷり入って体にいいおかずだ。
こちらのレシピより⬇︎
最後に
●イカの松かさ炒め
時間がなくなってきたので、レミさんのレシピを確認せず
適当に切り目を入れて一口大に切ったイカをごま油で炒めて
少々の醤油をたらして焼いた。
いつも思うが屋台の食欲をそそる香ばしい匂い。
後からレシピ確認したらナンプラーや赤唐辛子も入っていたが、
ごま油と醤油だけでもまた違うおいしさだった。
寿の文字入りのかまぼことかずのこも
うちのおせちに欠かせない好物。
かまぼこで一気にお正月感がにじみ出て楽しい。
●お雑煮
白味噌仕立てで
具は扇型に切った大根とにんじん、茹でたほうれん草。
ゆずの千切りも入れたらゆずの風味が爽やかに効いて
とてもおいしい。
黒豆や昆布巻きなどほしいもの全部そろわなかったが
簡単な材料でおせち風になり
なんとかなったと喜ぶ。
2年ほど前に庭に千両の小さな葉が土から出ていて、
それを抜かずにほっておいたらどんどん大きく伸び、
細い木になってついには私の身長も抜いた。
実ができるかなと思っていたが去年はできず、
今年の冬初めて待ちに待った赤い実がなった。
下の方の枝は紅葉していてとてもきれい。
おせち料理に添えてみようと
枝の先の方を少し切ってお皿に乗せると良い存在感。
2024年の幕開け。
しめ縄の準備も忘れていたり
完全なおせち料理ではないが
できる範囲で用意できてよくやったねと
自分をほめてあげよう。
以前の私はちゃんとできないならもういいやと
何にもしなかった。
どこか完璧主義的なところがあって
こうじゃないと、みたいに思ってる部分もあったけれど、
いい塩梅に手を抜けるようになってきた。
これができないからダメじゃなくて
これができた、すごいと思えるようになると
すごく気持ちも楽だ。
大晦日の夕方にまだおせちの準備を何も考えてなくて、
ちゃんと作ろうと思うと
あれも買わなきゃ、これも買わなきゃ、
作る時間足りないな、
今から黒豆を炊く時間なんてない。
黒豆がないならいっそもうおせちはやめようか、
という風にグルグル考え込みながらスーパーを回ってたと思う。
できないなら仕方ない、
できることだけしようと思えると
本当に楽。
今年はそんな風に
できないことに目を向けずに
できることに目を向けて
ほんの小さなことでもできた自分をほめてあげる
ようにしたい。
他にもいろいろとこうしたい、
こう生きていきたいと思うことがある。
毎日を、毎瞬を大事に生きる。
2023年はかなり軽やかになった。
2024年が終わった時、
どんな自分になっているだろうか。
🌱お読みいただきありがとうございます(^ω^)