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ズボラすぎる人間がいかにしてお金の記録を続けているのか

私はとてつもなくズボラな人間である。

例えば掃除・片付けは当然苦手で部屋は散らかりがち、料理は時短ばかりで鍋を洗いたくないがための工夫を常にしており、その他の食器洗いだって食洗器に任せている。
ベランダに出入りするのが面倒で、洗濯物は風呂場に干し浴室乾燥を使う。
家から出ない日はパジャマから着替えない(着ているのは普通の外出着として売られている綿100%のシンプルなワンピースではあるが)。

しかもお金の管理も苦手だ。
子どもの頃からお小遣い帳だってまともに書けた試しがない。


そんな人間が、手帳術にハマった事をきっかけにお金の記録をつけ始め、既に二ヶ月以上が経過した。
経緯はこれ。

私が書いた記事の中で2024年7月現在一番人気であり、出した当初はタグの中で一番スキされた記事にも(多分二週連続で)選ばれたので、気が向いた方はこちらも読んでみてほしい。




・続けるために対策したこと

こういうものはすぐにやめてしまっては意味がない。
始める際、飽き性で怠惰な私でも続けられそうな方法を考えた。


気まぐれ・必要なものですら視界から消えるとすぐ忘れる・座ったらなかなか動かないなどという怠惰な私の性質はこれまで生きてきてそれなりに理解しているつもりだ。
なので対策として、まずはノートの保管場所を座ったままでも手の届くところにした。
このために使うペンケースもセットで置いてある。
自然と目につく場所なので、頻繁に思い出すことができる。

そしてレシート。
財布は鞄の中にあり、立ち上がらないと取りに行けない場所にある。
これではノートを近くに置いていても意味がないし、そもそもレシートの存在を忘れる。
ので、対策を帰宅時のルーティンに組み込むことにした。
帰ってきたら鞄を置く前にレシートを全部出してしまう。
出し忘れる事も勿論ある。が、思い出すのは大抵立って何かをしている時なので、作業の合間に出す。
とにかくノートとレシートが一緒になっている状態を作っておくのだ。


あとは書き方。
これについては後の項目で、実際にどういうやり方をしているのかと共に書く。


・使っている道具

1.ノート

勿論本体は必須。

半透明の本体を選んだので表紙用に。そのうちデコるかも。

メインの記録用。

その他書きたい事があった時用。


2.色分けのためのマーカー

項目ごとに色分けできればいいのでお好きなものを。
淡い色の方が目が痛くない・上から書いた文字が見やすいので私はこれ。


3.ボールペン

私はこれのヨーグルト(ローズゴールドver.)が可愛くて気に入っている。
各々好きなものを使えばいい。


3.お金を使わなかった日に貼るシール
私はセリアで買った丸シールを使っているけれど、気分が上がる&枠に収まる大きさならなんでも良いと思う。


4.その他
適当な定規と修正テープ。

それから、この後出す見本では月名は手書きしたけれど、実際はこの転写シールを使っている。簡単に見栄えがするから。



・ノートの書き方

参考にしたのはYouTubeの動画。しかし当時大量の手帳術動画を見ていたのでいったいどれだったのかは忘れてしまった。
元々お手軽なやり方ではあったけれど、私は自分のやりやすいようにそれを簡略化・アレンジしている。
今書いている実物を晒すのはちょっと恥ずかしかったので、似た感じの見本を作って出すことにする。

詳細を説明すると、まず準備として色分けのための項目を決めている。
変わるかもしれないので直接ページには書かず、付箋に書いて貼った。

私はこれだけしか分けていない。大体これで済む。
分類が分からないものがたまに出てくるが、そういうものもとりあえず、どれかそれらしき場所にぶち込む。
一番下のNMDというのは『ノーマネーデー』の略であり、お金を使わなかった日にごほうびシールを貼るということらしい。

マンスリーリフィルの方は最初は枠しかないので、月と日を書き込んでいく作業が必要。すぐ終わる。


準備さえ終わってしまえばあとはその日に使った金額を項目ごとに書いていき、週末と月末に集計するだけの作業。
日曜が区切られているのは下部分が集計の欄だから。
記録するときにはレシートの他に、必ずAmazonやヨドバシなどの通販サイトの履歴もチェックする。


今回、記録をつける上で私が重要視したのは「続ける事」と「大体の支出を把握する事」。
なので、基本的にレシートは合計しか見ていない。
例えばスーパーでの買い物は大体全部食費だし、ドラッグストアでの買い物は大体全部日用品なのだ。
それから、私は電卓の操作が何故か苦手なのだけれど、少々計算が間違っていたとしても気にしない事にしている。
流石に桁が違っていた時は分かるから計算し直す。

あとは溜めると絶対にやりたくなくなるのでこまめに書く。
色々と考えた対策のおかげか、今のところ3日以上溜めたことはない。


支出の記録だけでは意味がないという話を聞いた事があるけれど、このやり方ならマンスリーという形式上記録をつける時にそれまでの支出が見える。なので今週は(今月は)使いすぎているからちょっと買い物を控えめにしないとなぁ、というように自然と振り返りができるようになっているのだ。


サブスクなど毎月固定で支払っているものについては、一番最初のページを方眼リフィルにしてまとめて書いてある。
毎月通っている病院なんかもここに入る。
これも、全て書き出してから意外と多いなという事に気が付いた。


ちなみにこの見本を作ろうとした時にまず始めたのは、昨日記録し忘れていたレシートの転記からだった。
ノートを出した時に一緒にばさばさと出てきたので思い出すことができた。
……こういうことがあるからレシートを一緒にしておくと良いんだ。



・最後に

今のところ、私はこのやり方で問題なく続けることができている。
そうは言ってもやはり続けられないんだ、それができたら苦労しないのだ……と思う方も当然いるだろう。
わかる。ものすごくわかる。
しかしそんな方へ向けて、
やらねばならぬ状況に追い込まれれば、人はやるのだ
という身も蓋もない言葉を送ってこの記事を締めることにする。




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香夜るり
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