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たった1枚の紙が人を動かすということ【お仕事のお話】
会社で2月に料理教室イベントをすることになり、会社の付近の住人向けにポスティングを実施した。
よくある「ペラッ」とめくって中の詳細を読むパターン。
「こんなの今どき効果あるのか?」
担当者も含め、みんな疑心暗鬼になりながら、でも参加者は獲得したいので、年末にやむを得ず実施した。
蓋を開けてみるとびっくり、年明けから一気に応募が集まった。たった20名の参加募集なのに、既に120名を超える応募があり、問い合わせの電話も1日に数回かかってくる。
「こんなペラ紙とか私らやったら即ゴミ箱行きやけどな!」などと笑いながら言い合っていたが、周辺住民にとっては有益な情報だったようだ。
デジタル化が進む時代だが、アナログな情報もなかなかなくならないのはこういうことなんだと実感できた。
そんな中、お問い合わせくださる方の中には、「ウェブでの申し込み方がわからないから手伝ってほしい」というものや、まだ当選していないのに「こんなイベントを実施してくれて本当にありがとう」など、様々である。
手伝ってほしい人にも種類があって、「本当に分からなくて...」と腰の低い方から、「わからないからやってちょうだい!」と高飛車な方もいる。
当選連絡はメールなのに...と言いながらも、担当の同僚は根気よく対応していて感心する。
(私なら電話口で半ギレになりそうなものを...)
お客様のことを知ることが私たちの仕事だが、本当に色んなパターンがあって毎回勉強になるし、対応の仕方も改めないとな、と反省にもなる。
今回のことを機に、家に届くDMも目につくようになったが、やっぱり自分には響かないけど。笑
たった1枚の紙から、たくさん学ぶことがあった今日この頃である。