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韓国料理でテンション爆上がりするとは思ってもなかった【食レポ】

昔から辛いものが得意ではなかった。

子供の頃に食べた甘口カレーですら、「どこが甘口なんだ」と思うぐらいにはからさに敏感で、唐辛子が使われているものは嫌煙していた。

大人になるにつれて、味覚も徐々に変化して、ある程度の辛さは許容できるようになった。
でもまだ、お店のスパイスカレーはおいしそうに見えてつい頼んでしまうも、実際食べると辛さで喉が焼けるように痛くて、水がないと食べきれない。

「韓国に行くと辛いものしか出てこない」とよく耳にする。そのせいか、「韓国料理」と聞くと、辛さのイメージが先行して自分ではなかなか行こうとならない。

会社の先輩後輩と飲みに行く機会があり、お店が「韓国料理、焼肉」と書かれた店だった。
焼肉は問答無用で好き、でも「韓国料理」って辛いのでは?私でも食べれる...?とやや不安。
でももう予約してもらってるし、焼肉で乗り切るか、と割り切って参加した。

おまかせコースがあるようで、そちらを注文。

まずテーブルに並んだのは焼肉もといサムギョプサルのバラ肉。サムギョプサルは楽しい。
豚肉を焼いて、味噌やキムチなどとサンチュで巻く。キムチは辛いものもあるけれど、だいたい食べられるし、そこまで辛さが長引かない。

続いて、ナムルが登場。これは辛くない。ごま油のうまみで食欲そそられる。

ここまで順調、続いてチャプチェがやってきた。そこでテンションが上がる私。

実家でたまに母が作ってくれたチャプチェ。私以外の家族は辛さに耐性あるので、やや辛い味付けだったが、思い出の味である。

一人暮らししてからも自分で作ってみたくなって、ラー油をじゃんじゃん入れて辛くしてたな...。自分で調整できる辛さは好きなのかもしれない。

このお店のチャプチェも、全然辛くなくて、ただうまみが広がる。他の人の分も残しておきたいけど、つい箸が進んでしまう...。

お次はチヂミがやってきた。これにも私のテンションは爆上げ。お店でしか食べられないカリモチ食感、辛くないし海鮮入りでこれまたうまみ爆弾。

ここまで来てようやく、「私、結構韓国料理が好きなのでは?」と気付いた。焼肉はもちろんおいしい、でも他の料理もビールやハイボールが進む味付けで、酒飲みにはもってこいなのか?

最後にヤンニョムチキンがやってきたが、「これは辛いのかも...」と、ややビビりながらひと口、ただただうま辛い!
なんか書いててバカみたいだが、本当にそう感じたんです...。笑

こうして(?)私の中の「韓国料理」に対するイメージは"やや"払拭された。
まだ"完全に"ではないのがミソで、さすがに本場韓国の真っ赤な料理は受け付けないと思うから...。

多分まだチゲ鍋ぐらいの赤さは耐えられないかもしれないが、少なくともこの日の料理のおかげで「韓国料理=絶対辛い」のイメージはなくなったので、お店選びの選択肢が増えそうだ。

お酒を飲むようになって、食の好みも味の感じ方も変わってきたのかもしれない。
これからも歳を重ねるにつれて、好みが変わるのか、ちょっと楽しみでもある。


ちなみにお店はこちら👇
食べ終わった後、ヤクルトを配ってくれる優しいお店。行列になっていて、SNSで有名な店だったのだと後から知った。

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