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CULTURE

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株式会社水中のスナックへのこだわり、込めた想いについて。
運営しているクリエイター

#この街がすき

多くの人に小さく頼っていたいし、低空でいいから飛んでいたい

レイワな時代に、なかなかショウワな暮らしをしている 平成10年生まれといえば、この私である。 *** あちゃ〜、ま、そうだよね。 1月6日。 ママから休業の連絡が来たが、この「あちゃ〜」を感じるためだけに店に足を運んで、ママの字はやっぱり達筆だな〜と感心するなど論点のすり替えをして、ヤバさから目を背けていた。 正直にいうと、私の収入は90%くらいスナック営業によるので、例の宣言の影響をバッチリと受ける。 この1ヶ月は、財布の中を頭に浮かべながら、スーパーのセール品に「

不安とどう共存できるかばかりを研究するチーママが、またもや墜落した話

私はしばしば、自分の調子を飛行機に例える。 目標は、堕ち切ってしまわないように、低空に飛行し続けることだ。が、実際には全然うまく操縦できない。墜落しまくっているのが現実だ。 *** 墜落すると、家から出たくなくなる。何もしたくなくなり、できるだけSNSの通知も無視したい。通知が来るたびに、体がずしりと重くなる。何もできない自分にプチ自暴自棄になり、お菓子に手が伸びる、、など逃避行動に出る。それでまた、自己嫌悪になったりするのである。自分の場合、人がひたすら食べる動画をyo

親愛なる自分を愛せない"ご自愛女子"を愛したい

現代社会で闘う女子たちは、魔法の武器が必須である。 いや、そう言い聞かされている、と言ったほうが正しいのかもしれない。 少し前から度々、「#ご自愛消費」など”ご自愛”を冠する#を見るようになった。それに深ーくうなづきつつ、その社会記号に少し腹を立てているのである。 「#ご自愛消費」とはじ‐あい【自愛】 [名](スル)1 自分をからだを、大切にすること。「時節柄ご自愛ください」 主に手紙の結びの言葉として、基本的に誰かに対してかける言葉だ。 「#ご自愛消費」とは、その言葉通

墜落女子が小さなスナックの継承を決めた夜は静か

あるきっかけで小さな場末の「スナックせつこ」に足を踏み入れ、そのまま沼にはまってしまった私は、新卒でその小さなスナックを引き継ぐことにした。 ーーと、今ではようやく言える。しかし、ママから「継がない?」とそそのかされてから、半年間「する!」だの「やっぱり...」だの煮えきらない態度を取り続け、きっと周囲には呆れられていただろう。 踏ん切りがつかなかったのは、言うまでもなく、不安があったからだ。 目をキラキラさせて「する!」と言ったプランも、当然笑われたり、不思議と怒られた

重いドアの向こう側。スナックにはどんな人がいるだろう?

墜落しないよう人に小さく頼りたいと日々考える私は、ケアに特別関心がある。 23歳。健康で、親も元気、子供もいない。だけど、子育て・介護・自分の健康。 「墜落防止」以上の、周囲からのケアがこれから必要になることは明白。 そのケアが必要になった時、日本のケア体制はどうなのか? ...なんてことが気になってしまう私に、少しだけ付き合っていただきたい。 *** 気になる私は、大学OBで医師の森田洋之さんにインタビューする機会をいただいた。 森田さんは、夕張市市立診療所の元院

"DIVE!”ー新卒4ヶ月目ママと夏

拝啓、新卒4ヶ月の私へひょんなことからスナックで働くことになった女子大生は、ご高齢で引退を決めたママから事業を引き継ぎ、期待を胸いっぱいにお店をついにオープン!!! ーーそのオープンから、4ヶ月経った。 この仕事はお客さんの反応が直接見えることが心から嬉しいことであり、ちょっぴり怖いところでもある。 楽しんでいただけたかな? またいらしてくださるかな?失礼なことはなかったかな? この方は何を求めてうちに来てくださるのかな?期待には応えられたかな。 そんなことを毎日・お客さ