言語の刃先

したら立派というのなら
せぬまま未熟で構わない

するのが普通というのなら
せずに異常を選び取る

やるのが義務というのなら
しないで首を捧げよう

それが自然というのなら
不自然歌って微笑むことを

幼い子どもの戯言と
指差されるなら幼い子として

断ち切るための言語の刃先を
絶えず自分に向けている

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