自分が「健康でいられる場所」に。


COCOです🎈


先日、約2年ぶりに、ずっとお世話になり続けている大学の恩師に、直接お会いしてきました。

「生きて、また会えてよかった」と、腕を取り合って、再会を喜んで。とても良い時間でした。


大学の恩師に会いに行ったのは、今後の将来について、相談をしたかったからです。

数え切れないほどの卒業生を見送り、その人生を追ってきた先生なら、少し先の将来のリアルを、たくさん知っているだろう、と思ったから。


カウンセラーに、なりたかった。


何を隠そう、高校生のころの私の夢は「心理カウンセラー」でした。

何気なく読んだ進路ナビ的な雑誌で、心理学とは「人の心を科学する」学問だと謳われていて、その言葉にとても惹かれたのを覚えています。


一度は社会に出ようと思い、企業に就職しましたが、休職・退職を経験し、セカンドキャリアを考えた時、

「これまでの経験を生かして、自分と同じように苦しむ人を助けたい」という想いが、日に日に強くなっていきました。


ですが、大学の恩師曰く、今の状態から大学院に進んで、公認心理師の資格を取るのは、「あまりおすすめできない」とのこと。

何故か。理由はこうです。

「大学院は競争が激しいから、COCOが、"頑張らないと"いけない場所。今は、しのぎを削って競争する場には、身を置かない方がいい。」


残念な気持ちもありましたが、そうかもしれない、とも思いました。

今はまだ、自分の魅せ方を工夫したり、周囲と駆け引きしたり、”心を消耗させるような”頑張りは、難しいかもしれないと思ったのです。


精神保健福祉士への、淡い期待。


心理職で働きたい。でも大学院は厳しそう。どうしたらいいもんかと思いつつ、ネットを検索してみると、「精神保健福祉士」という国家資格を見つけました。

どうやら、精神疾患で、社会生活を送ることが難しい方に対して、制度や仕組みを生かして、生活をサポートする仕事のようです。


大学既卒者なら、養成学校に1年間通えばOK。それでいて、カウンセラーのように、精神疾患を抱えた人のサポートができる。

いいじゃんか、いいじゃんか。私の胸の中は、また、希望でいっぱいになりました。


ですが、こちらもまた、大学の恩師には「おすすめできない」と言われてしまいました。

その理由は、こちら。

「COCOは、まだ回復途中だし、それに、人一倍敏感なところがある。そんな中あえて、心が不健康な人と、同じ空気にさらされると、またすぐ、心がやられるのが、目に見える。」

※心が不健康なことが、悪いこと、というわけではありません。「助けたい」と、気持ちが引っ張られすぎてしまい、のめり込みすぎる、という意味合いでした。


ずっと夢だったこと。ずっと挑戦してみたかったこと。それが「今は難しい」と告げられることは、こんなにショックが大きいんだ、と思いました。

でも同時に、「COCO が"健康でいられる場所"に身を置く。その軸をブラしてはだめよ。」という先生のその言葉は、ずっしりと私の心に響きました。


今考えている、これからのこと。


さてさて。ということで、私が、かねてからの夢にチャレンジするのは、もう少し先の話になりそうです。

将来の職業の模索も続きます。一生は続けないかもしれないけれど、この先10年くらいは、人生を共にしていく仕事になると思うので、適当には選べません。


今、一番興味があるのは「言語聴覚士」という仕事。「話す」「食べる」ことが難しい方へ、リハビリを施すセラピストです。

「言語」という分野を扱うこと、ひとりひとりとしっかり向き合ってリハビリをすることから、心理の分野と親和性が高い、とも言われています。

また、まだ新しい資格なので、なり手が少なく、売り手市場だとか。


他にも、管理栄養士・作業療法士・図書館司書など・・・いくつかの国家資格を考えています。

取得までの期間や、就職後の働き方など、ゆっくり情報を集めながら、自分の心の声に、耳を澄ませながら。


あれやこれやと悩む日々は、まだ続きそうですが、そんな悩む過程も、楽しんでいきたいものです。

だって、将来はどうしよう?と考えられることって、実はとっても幸せなことだと、適応障害が教えてくれたから。


COCO🎈






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