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「自己中」って、悪いこと?

COCOです🎈


突然ですが、皆さんは「自己中」という言葉を聞いて、何を感じますか?


「相手に迷惑をかけてしまう」「できればやめたほうがいい」など、マイナスイメージを持たれる方も、多いのではないでしょうか。


私もずっと、「自己中」=「悪」という考えを持っていたのですが、

ある日突然、「ちょっと待てよ・・・?」と、そんな自分の考えに、疑問を持つようになりました。


「自己中」って、本当に悪いものなのでしょうか?今日は、そんなお話です。


”自己中心的な考え方は、やめなさい"


「自己中心的に考えるのはやめなさい。
世界は、COCO中心には、回ってないのよ。」

小学校の頃、よく母に言われていた言葉です。


私の住む近所には、同じ学年の女の子が、5人も住んでいました。

おかげで、放課後を共にする友達に、困ったことはなかったですが、

その代わり、それはそれは、よく揉め事を起こしていました。


「◯◯ちゃんが、いつも、△△ちゃんとしゃべってるの。あたしも、◯◯ちゃんと、おしゃべりしたい!」
「□□ちゃんが、登下校の時、いっつも前を歩いてるのが、いやだ!」

そんな具合に、女の子同士でよく揉めては、母親たちを困らせていました。


揉め事があった日、しょぼくれた顔で学校から帰ってきて、母からの事情聴取(笑)を受けると、大抵、この一言を言われていましたね。


耳にタコができるくらい聞かされて、私の中には自然と「自己中心的な考え方をしちゃダメなんだ!」という価値観が、形成されていきました。


"本当の自分を知るのは、自分だけ"


ですが、社会人になり、そして、適応障害と向き合ううちに、とても大切だな、と感じた考え方があります。


それは、

「自分の気持ちを、何よりも大事に考える」

ということです。


社会生活を送る上では、相手の気持ちを考えて慮ることも、もちろん大切です。

でも、自分が感じている気持ちを、他人が感じ取るのには、限界があります。

結局、自分の気持ちは、自分しか、分からない。

もっと言ってしまえば、自分を助けてあげられるのは、自分しかいない、のかもしれません。


自分が、嫌だと感じること、やめてほしいと思うこと、それを、自分自身で自覚して、そして、相手に伝えること。

もしかしたら、相手を不快な気持ちにさせるかもしれない。こいつ、自分勝手なこと言ってるなって、思われるかもしれない。

でも、自分がそう思うなら、その気持ちは嘘じゃないから。


そうやって、互いに痛みを伴いながらも「対話」することって、実はとても大切なことなんじゃないか?と思ったのです。


母が、伝えたかったこと


母が伝えたかったこと・・・

それは、おそらく、「自分の気持ちは、犠牲にしなさい」ということではなくて、

「他人への思いやり"も"、大切にしなさい」ということだったのではないかな?と、今になって、思います。

自分と、他人と・・・そのバランスを大事にね、ということだったのかな?



あの時は、まだ幼くて、母の言葉の”面ツラ”しか、感じ取れなかったけれど、

これからは、「自己中」になることを、極端に恐れるのではなく、自分も他人も大切にできる、そんなバランスポイントを、探っていこうと思います。


COCO🎈




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