文学フリマとコミティアに行ってきた。(2008年12月『Quick Japan』81号)
「同人誌」というと昨今は有名マンガの二次創作やエロパロを連想しがちだが、自分のキャラと物語で勝負してる人は沢山いるし、そもそもマンガ以外にも詩・小説・評論・イラストなど様々な内容があり、あまり固定概念で理解したつもりになっても機会損失にしかならない。ここではコミック・マーケットほどの規模と知名度はないが、コミケとは違った独自の方向性を打ち出している同人誌/ミニコミの即売会として、文学フリマとコミティアの二つの名前を挙げよう。文フリは二〇〇二年から毎年行なわれている「自分が文学だと思うもの」を出品するイベント、ティアは年四回開催されるオリジナル作品オンリー(二次創作やパロディ等は不可)のイベント。明確な決まりはないが、前者は詩や小説、評論など文章系メインで、後者はイラストやマンガが中心である(音楽CDや手芸作品もある)。この二つが二〇〇八年十一月に続けて行なわれたので参加してきた。
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