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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに…
2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相…
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記事一覧

コミティア151で買った本

2025年2月16日(日)に東京ビッグサイトで開催された「コミティア151」に行ってきました。去年は『コミティア魂』を出したことだし全部行きましたが、今年はどうしようかな?と思ってたけど、まあ普通に行きたくなったので行きました。 行き始めた最初の頃はまあまあ買ってて、2010年代に入ってからあんまり買わなくなったものに「イラスト本」があります。第一印象が良すぎるからつい買っちゃうんだけど、ある日気がついたのは、あとで読み返さなかったんですよ、イラスト本って。それでまあそんな

日本のネットカルチャー史(2014)

ごめん、更新が停滞してた! なんかすぐ更新できるものなかったっけ、と探して、もう10年経ったしこれを載せます。長いが。

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雑談:改めて「推し」が生まれる仕組みを体感してきた

超久々に同人誌即売会に行ってきました。二次創作の。ハマってるキャラがいて色々買ってたんですけど、「あ、ネットで見たやつ、これだ!」と思った話を少し。 最近はファンの行動が「推し」活とか言われて、ファンダム研究が海外でも国内でも盛んなんですけど、まあなんで注目されてるかっていうと経済力ですわ。ファンの応援したい気持ちを刺激してお金を使わせましょう!っていう、資本主義の新たな仕組みとして組み込まれてるんです。「お金を使って推しを支えないヤツはファンじゃない」みたいな感じになって

2025年に見つけた印刷物

『レコード・コレクターズ』の「私の収穫2024」を見て久々にやりたくなった。2024年は結局part3までしかやってないんだな。いや、2024年後半は本当に全然買ってません。ついに買わなくなった。別に興味がないわけではなくて、置く場所が家にあれば無限に買いたいんですけどね……。あとお金が無限にあればね……。DTMのプラグインを買ってるせいですね……。 久々にこういう記事やるほど買ってるんか?というところですが、超絶レアなのが買えたのでその記念更新です!!それが1位!!という

原宿の歩行者天国っていつ始まったの?(バンドブーム期の雑誌とか・補遺)

この前バンドブーム期の雑誌を載せたあと、家の別のところにホコ天関係のを置いてたのに気付いたので、少ないんですがそれを追加で載せます。イカ天とホコ天の資料を別管理している人、ばるぼら。 ついでだから一緒に原宿の歩行者天国について、いつ始まったかを書いておきました。これ、インターネットでいくら検索しても「1977年」という大まかな時期しか出てこないはずです。「7月から」と書いてるサイトはありますが、それは間違いです。注意。現時点ではどんなに探しても細かい日付がネットには載ってま

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こんなところにこんな人:第10回・デザインのえらい人

急に思い出したので超久々の「こんなところにこんな人」。 昔の雑誌をめくってるとこんな人がこんなところに!というパターンがたまにあります。そういう小ネタシリーズ。 前回の記事で取り上げた『CUTiE』ですね。解説はそちらの記事に任せておくとして、一体誰が載ってるんでしょうか?

CUTiEが休刊してもう10年か……

女の子向けファッション誌『CUTiE』が2015年9月号で休刊してから今年で10年。今の20代くらいまではもう知らないわけですよね。ファッション誌といっても、そんじょそこらのファッション誌とは違って、『CUTiE』には象徴的なキャッチフレーズがありました。「for independent girls」。自立した女の子達のために。このキャッチフレーズは2007年8月号から消えてしまったものの(同年6月号で新創刊リニューアルした影響と思われます)、最初期の姿を知る人は忘れられない

バンドブーム期の雑誌とか

たまには印刷物紹介系の記事を書きたいんですけど、知ってのとおり?書庫が限界を迎えており、あんまり買わなくなってるので、家にあるものであんまり人に紹介したことのないのを見せていく方針に変えていきます。 今回はバンドブーム系。前回の更新の余波でバンドブームがマイブームです。昔は「聞き直す価値ゼロ」と切り捨ててましたが、今ちょっと別の切り口で聞き直すことでアリになってきたので、この辺の印刷物を見るのが楽しくなってきました。その話はそのうち書きますが、とりあえずこっち。 ROCK

雑談:ポコチンロックとは何か

長い記事を書いてるため更新が遅いので軽く書けるやつを一つ挟む……。 日本の音楽シーンの中でもぶっちぎりで変な名前のジャンル、それが「ポコチンロック」! これ、知ってる人と知らない人の差が激しいみたいで、全然知らなかったという人と、「実態はアンジーとレピッシュくらいでは?」みたいな真面目な人もいたりして、ちょっと面白いから書くわ。Wikipediaに記事があるんだけど、ちょっと正確性に欠けますので、より正しく知りたい人向け。そんな人いるんでしょうか。 ポコチンロックの歴史

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雑談:シャ乱Qはいつから水商売っぽくなったのか

今更、モーニング娘。「LOVEマシーン」についてちょっと調べていたら関係ない部分が気になった。のでここにメモっておく。何をメモるかって? そりゃシャ乱Qの水商売っぽさについて、に決まってんでしょ! いや、シャ乱Qってよく「水商売」ぽいって言われてたじゃないですか? あれってなんだったんだろうとずっと引っかかってたんですけど、書いてありましたわ。昔のインタビューに。

MESS/AGEのサンプリング元が知りたいよおおお~

カリプソとフリージャズがサンプリングされている!と言われ続けながら、何が具体的にサンプリングされてるのかはそれほど言われないアルバム、それがいとうせいこう『MESS/AGE』(1989-07-25, File Records)。んなことないですか? 昔から元ネタが知りたくてたまらないんだけど、誰も細かく解説してくれないんですよね。なので今のところ知ってるネタを並べておきました。あんまりないけど。他にあれがサンプリングされてるよ!などがあればコメント欄でぜひ。 1.「MESS

アーニョロ・ブロンズィーノ「ヴィーナスの勝利の寓意」

今知ってびっくりしたんだけど! アーニョロ・ブロンズィーノ(Agnolo Bronzino, 1503〜1572)というイタリアの画家が、1545年に描いた作品『Allegoria Del Trionfo Di Venere』。直訳すると「ヴィーナスの勝利の寓意」で、日本語では「愛の寓意」と紹介されたりします。英語だと「Venus, Cupid, Folly and Time」らしい。ヴィーナス、キューピッド、愚かさと時。

雑談:なんで昔B’zを「ダサい」って言ってたのかというと

下記には別にB’zの悪口とかは書いてません。構造の話しかしてない。 この話題ね。 なぜB’zを「クソダサい」とか言うんですか!?ひどい!! ダサいって言ったほうがダサいわ!!と、多くの人が思ったと思います。あくまで昔の話ですが、しかしこれは1990年代論的に大事なことなので書いておこう。

雑談:現代の「二次創作」は組み合わせの遊びが増えている

この前のボカロ/音声合成シーンの記事の続きというか、長くなりすぎてあれ以上付け足すのがはばかられたため軽く書いただけで削った部分を展開します。 二次創作っていうと、まあ普通は「同人誌」みたいなのを想像しますよね。『ワンピース』の漫画が好きな人が、そのキャラクターを使って、自分なりの物語を展開しちゃうとか、女性キャラをエロくしてやるぜとか、まあ色々ありますけども、コミックマーケットで売ってるヤツってイメージの。 でも二次創作で同人誌って、ものすごく広い荒野の一部にすぎないん

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