noteの自己紹介、生きてきた時間がみえてくるとき。
はじめに、があって。
物語があって。
さいごにあとがきがあって。
あのあとがきを読んでいる時の
至福感ってありますね。
至福だし、あの物語は終わって
しまったのかという一抹のさびしさ
にも似た感情。
登場人物がじぶんの中で生きている
気持ちがしていて。
物語のおしまいをさっき読んだはずなのに
彼らは今もどこかで生きている。
作家が形作ったそこに集っていた
人たちを思い出す時。
彼らがいつも正しいことはしなかった
かもしれないけれど。
あの失敗はわたしに似てるとか。
ああいう時の思いきりの悪さも
憎めないとか。
最後に勇気をふりしぼって謝ったよね
あの謝りはもしかしたら彼の人生の
あたらしい扉を開けたかもしれないって
想ったり。
そんな気持ちになるときあるんですが。
それって、彼らひとりひとりのあるがままの
自己紹介を聴いている気持ちになります。
自己紹介って、ちょっとびびりますよね。
わたしは3度転校していたので、教室の一番
前であわわわわと凍りつく瞬間と、練習して
きた言葉をぽっかり忘れてしまったりと
苦い思い出しか覚えていないのですが。
大人になってもあらゆる場面で自己紹介
しなきゃいけないし。
そしてこのnoteでも然り。
ずっと放置してありましたわたし。
ひとえに、わたしはクリエイターでは
ないですしとおずおずとnoteにやって
きたので。
どうやって書くん?
ってなって。
そんなあるとき、noteでとある記事に出会います。
ひとを信じるときって相手もなにか開示して
くれてるときだと思うんですよ
って、書いてあって。
うわ、かっこええなってなって。
信じる時ってじぶんから開かんと
あかんのやねってなりました。
確かに、それって。
いいもわるいも。
どちらかというとこんなダメなところ
ありますって開いてくれたら
信じられそうな気持ちになるなって。
そんな自己紹介なら馴染めそうな
気持ちになって。
わたしも試しにあかんとこばんばん書いて
みよう。
あかんところだらけやしなって感じで。
マウントとられやすいとか、あたらしいことに
怖じるとか、声がちいさいとか、あとはそう
スピーチができませんとかいろいろ書いて
みるようになりました。
そうしたら、わたしもそなんですよみたいな
方がコメントくださったりして。
そこから広がりました。
だれかのこと、人を好きになれました。
時にはヘタレすぎるって笑われても
それがうれしくて。
これってわたしの過去よね。
まぎれもない過去だけど、そういう過去を
含めていまのわたしがあるのよね!
みたいな気持ちになってきて。
四文字熟語自己紹介みたいなガッチガチじゃ
なくて。
しょうもない私含めてわたしですがよろしく
みたいなスタンスで書けるようになりまして。
スキルがないのよ。
書けるほどのスキルがないからさ。
みたいにふてて居たわたしにも、はじめて
noteで自己を紹介することの色合いが
ちがった色でみえて気持ちが楽になりました。
あのプロフィール記事ってところの顏が
遠いものじゃなくなりました。
そして過去の欠けたところを開示ばんばん
しているうちに。
過去を整理しながら心を整えている
うちに、自分が好きな世界がみえてきて
現在がみえてきたのはnoteがはじめて
でした。
自己紹介って、物語の本文が過去である
ならば現在はあとがきの後の時間を
いきることでもあるなって。
みこちゃんが「自己紹介」の世界は
ひろいよ、面白いよって。
そしてわたしもそこまったく一緒の思いだよ
ってことを書いていらっしゃいました!
心を打つプロフィール記事は「過去」と「未来」について「現在」というステージで語られていると気がついたのです。
物語の登場人物が本を閉じても
生きてるように感じるあの感覚は
わたしたちの日々の延長線上に
彼らが生きていると感じるせいだから
かもしれません。
自己紹介やプロフィール記事って、
その人が今までいろいろな思いで
生きて来たんだなってより近くに
感じられる唯一のふしぎの扉なの
かもしれないですね。
第3回のTHE NEW COOLNORTER賞の
11月部門は、こちらなんです⇊。
自己紹介の記事をどしどしご応募いただけたら
うれしいです。
ちなみにわたしのプロフィール記事も
はりつけますね。
そしてはじめて仕事依頼の記事も
書くことができたのもこの
THE NEW COOLNORTER賞に応募して
ご縁を頂いたからなんです。
プロフィールを書くってことは、その時
にはまだ知り得なかった大切な誰かと
出会える扉をどこでもドアみたいに
つけたってことなのかもしれないです。
ただいまみこちゃんが面白い自己紹介
記事を書いているnoterさんをぶらり
訪問中です。
みなさんにも自己紹介って
なかなかおもしろいんやなって
訪問して頂けたらうれしいです。
そして書いて応募してみようかなって
なってくれたらなおうれしいです。
どうぞよろしくお願いします。
術はない 術はないけど その日々が
いつか術になってゆくよと したためた君
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いつも、笑える方向を目指しています! 面白いもの書いてゆきますね😊