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note用イラストUPしました(20)

ドラムの先生が息子に「お昼何食べたの?」と聞き「サンドイッチ」と答えた。ところで、サンドイッチはどこからどこまでが1個なのかな?コンビニのサンドイッチは1袋で1個と答えるか、または一切れをとって1個とカウントするのかな「これがねぇ、どっちなんでしょうねぇ?」なんて話になる。

息子はとにかく食べられるものが限られていて基本的には家で作ったものしか食べない。とはいえ冷凍チャーハンだって私が作れば食べるし、手作りのチャーハンだって食べる。サンドイッチに限っては買ったものはNG。おにぎりはOK(※ただしいくらかシャケ、柴漬けのみ)というように限定されている。

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そんななので、サンドイッチ1袋・1個問題を帰り際に質問され、息子はかたまってしまった。食べたことがないので何を言われているか分からず振り返って私の顔を見ている。かわりに私が「息子、コンビニのサンドイッチ食べたことなくて…」とお伝えする。

「えー!」となるわけで、親の方針でもないし、ただ本人のこだわりというか性格で自宅の食事が基本なんですと伝える。給食も基本和食以外は食べられないです、と。これでも少しずつ色々食べられるものが増えてはいるけれど亀の歩みである。

先生は「へぇ〜!君、面白いな〜!」「なに、なに?でもこの前ミスドのドーナツは食べたって言ってたじゃん?」なんて話になり先生があまりに面白がるので息子も楽しくなって「でもオールドファッションといちごのやつだけしか食べられない」と返答。先生はもう楽しそうに「いいね、なんか〜!面白いよー!意外な一面だなぁ!へぇ〜!!もっと今度詳しく聞かせてよー!」などと言ってさよならをした。

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だいたいネガティブなことにとらえられがちな「自分の食ネタ」に意外な反応をもらったことに、ただただ息子は驚いていた。これはわたしにも意外だった。

毎回、息子のマイナスにとらえられがちな一面をすくってくれては励ましたり笑い飛ばしてくれるので、息子が少しずつ自信をつけていく姿は本当にほんとうにありがたい。ドラムの先生は目は見えないのだが、いつも先生の目で見て感じて話してくれる。

こうしてドラムの技術だけではなく新しく新鮮な発想までも私たちは教えてもらっている。

で、コンビニのサンドイッチ…私は一切れ1個だと思います!きっと先生は1袋1個だって言いたかった気がするなぁ…と思うのだ。

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