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あなたもいて、わたしもいる場所。それが「世界」だよって「PEANUTS」が教えてくれた。

なんとなくで使ってしまってはいけないのだけれど。

自分の中のげんみつな取り決めはあまりないままに、ニュアンス的に逃げるみたいなスタンスで、ついつい使ってしまう言葉に「世界」がある。

あの人の「世界観」とか、あっちの「世界は」とか。

「世界の人は」とか。世界の人ってどこのひとだって感じだけれど。

そう言う時の世界って、なんとなくものすごく遠いけし粒ぐらいにしか見えない対岸にいる感じがしていて。

こっちはその「世界から」はずれてしまっている感覚で喋ったり書いたりしている。

去年の秋ごろの日記をひもといてみることにしました。

その頃、雑誌の特集でよんだ<スヌーピーのひみつ>について、掲載されている「PEANUTS」をぱらぱらとめくっていた。

そのエピソードを読みながら、「世界」って訳された言葉に立ち止まった。
(訳は谷川俊太郎さんです)

そして、<WORLD>って箇所だけを、なにか狩猟する人の眼でもって、狩りにゆくようにページの中をほっつき歩いていた。

そこで出会ったふたり。

おなじみのチャーリーブラウンとルーシーだった。

元気のないチャーリーブラウンが、お医者さんのふりをしたルーシーの所を訪ねる。

<人生が自分をすり抜けてゆくようなとき何ができる?>

ってチャーリーブラウンが、物憂げになげかける。

ルーシーは、その言葉を聞いた後、なんだかひらめいたような表情で、

わたしの後についてきてって言うと、チャーリーブラウンを原っぱに連れてゆく。

向こう側の地平線を指さすルーシー。

<この世界がどんなに広いかわかる? すべてのひとにたっぷり居場所があるでしょ>

ってきっぱり言い放つ。

ルーシーねえさん、なんか竹を割ってるねとか思いつつ。

そんなにたっぷりみんなに居場所とかあるの? って心のつぶやきを問いかけていたら。

チャーリーブラウンが、わたしと同じ心の持ち主だったみたいで、腑に落ちないよっていう表情をする。

みんな腑に落ちないさ。

それでもルーシーねえさん、たたみかける。

ぜんぜんひるまない。ひるまないひとも、好きだな。

わたし優柔不断だから、あんたこっちやでぇって言ってくれるひとがすきだったりする。

そしたら、すかさずルーシーねえさんが、

「あなたの知る限り存在する世界はこれだけ・・・でしょ?。あなたの生きる世界はほかにはない・・・そうよね?(中略)じゃあ、ここで生きるのよ」

って言いながら突然ルーシー姉さん怒った。

あなたの方がアンガーマネジメントした方がいいよというぐらい!

なんかすごく、この男いらつくねんみたいな感じで、その後何をその口から放ったかというと。

放ったかというと、(リフレインしておくね)

「じゃ。5セントいただきます」

って、手のひらを差し出すオチで終わっていた。

そこかい! って思ったよ、やられたわって思ったけれど。

その後、なんかえ? なに? いまのわたしをすり抜けていった一陣の風は?

みたいな感じになった。

すがすがしいやん! って嘘みたいになっていた。

「世界」って言葉を、もごもごと放ってみたり、

「世界」ってほんとにどこにあるの?

ってちいさな疑問を抱いていた時に出会った「PEANUTS」の中には、ちょっとした答えの入り口が隠されていた感じがした。

自分側から見た「世界」はいぜんややこしいことばかりだけれど。

チャーリーブラウンとルーシーの<WORLD>が確かにそこにあることがわかった。

はてしない日常が描かれた「PEANUTS」のエピソードのどこにでも、わたしは住んでいるような気がしたし。

日常から生まれた問いかけの出口は、きっと日常じしんが握っている気がする。

ほんとうはこんなこと書く予定はなかったけれど。

すこし気持ちがゆらいだ。テレビでしか知らなかったひとが、みずから命を絶ったと聞いて。

鳥肌が立ったし、この悲しみ方は偽善なのかもしれないと、じぶんを疑ったけれど。

どんなひとも一度ぐらいは死にたいと思ったりいろいろあったと思うけれど。

わたしにもそれはあったし。

でも、ほんとうには死ななかったし。死のうともしなかったし。いま、生きている。生きて、noteを書いている。

どこでそれを分けてしまうのか、その境界線はわからない。

でも今、わたしがみているnoteの「世界」はとてつもなくやさしくて、あたたかい。

ほめすぎやん、甘やかさんといてっておもうことも正直あるけれど。

ほめられて育ったことがなかったから、ここではほめられて育ってみようとおもっているぐらい。

おめでたいな、ほんとわたしあまちゃんやな。

noteって心の声がうっかり漏れ出てくるしくみになっているみたい。

でも、今は過去の自分にちゃんとひざを突き合わせて、話してあげたいと思う。

そう気にすんな、思い詰めんなって。

これから先いろいろわたしにもあるだろうけれど。

今住んでいるnoteの中でなら、なんとか乗り越えられそうなそんな気がしてている。

あの日あの時、わたしの一瞬を救ってくれた「PEANUTS」。


だまされたと思って一度ページを開いてみて頂けたらうれしいです。

悩んでいる時って誰の言葉も耳に入らないのはよくわかっているけれど。

すごくではないかもしれないけれど。ほんのすこし束の間「世界」が変わって見えるかもです!

ひとりごとに今日もお付き合いいただきありがとうございました😊

ひとりきまま企画

#聞きながら書いてみた

今日は、サカナクションさんの 新宝島です!

ではどうぞお聞きください♬🎹♬


 ろうそくの ともしびの先 旋律揺れて
とけてゆく せかいをみてる あなたとみてる

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ゼロの紙 糸で綴る言葉のお店うわの空さんと始めました。
いつも、笑える方向を目指しています! 面白いもの書いてゆきますね😊

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