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物書庵初心週記帖

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本のこと、自然のこと、芸術のこと、スポーツのこと、食のこと、歴史のこと、経済のこと、身の回りのことなどなど… 自身の感性を磨いてくれるものについて綴る雑感雑記を書き連ねています。
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2021年3月の記事一覧

物書庵初心週記帖(46号)「高校球児から学んだ″次の世代に繋ぐ″大切さ」

物書庵初心週記帖(46号)「高校球児から学んだ″次の世代に繋ぐ″大切さ」

春分の日を過ぎて冬将軍の軍勢はすっかりと引っ込んだようだ。ここ数年、この時期になると鼻がムズムズとしてくるものの慢性鼻炎と言い張っていたが、川沿いを散歩しているとくしゃみが止まらない。ついに花粉症だと認めざるを得ないかと頭を抱えていたが、連れ合いが「花粉症に効く」とカルディで購入してくれたべにふうきペパーミント甜茶なるものを飲んでみたところ、ビックリするほど症状が抑えられている。自然のアレルギーに

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物書庵初心週記帖(45号)「若者への責任転嫁はお終いにしませんか?」

物書庵初心週記帖(45号)「若者への責任転嫁はお終いにしませんか?」

東日本大震災から10年。10年と聞くと区切りが良いような聞こえもするが、大切な家族や住まい、仕事を失った人からすれば時間の経過は区切りになどならないだろう。決して元には戻らない事がある。が、それは当事者が一番わかっている。被災され今もなお復興に向けてが心の底から「これで区切りだ」と言えるように寄り添える世の中であって欲しいと切に願っている。

一部報道によると、一都三県で延長されていた緊急事態宣言

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物書庵初心週記帖(44号)「出口戦略無き宣言延長に勝算はあるのだろうか」

物書庵初心週記帖(44号)「出口戦略無き宣言延長に勝算はあるのだろうか」

春の訪れを告げる二十四節気の啓蟄を過ぎ、20℃近くまで最高気温が上がる日も増えてきた。いつもの川沿いに出向くと、無事に越冬を成し遂げた野鳥達が熱心に飛び交っている。小虫がブンブン飛んでいて目や口に入りそうになるのを咄嗟にシッシと追い払う。そういえば冬には全くいなかったなとふと気がつく。野鳥達もこの小虫を餌として追い求めて川沿いを飛び回っているのだろうか。小虫の登場も春の訪れを告げているのかもしれな

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物書庵初心週記帖(43号)「山は誰のものでもなく、山自身を尊重する」

物書庵初心週記帖(43号)「山は誰のものでもなく、山自身を尊重する」

栃木県足利市の両崖山での山火事は発生から9日目の3月1日にようやく鎮圧が宣言された。登山やキャンプなど、アウトドアアクティビティを生きがいとしている一人として、ただただ見守る事しか出来ない状況はとても胸が痛かった。

登山者の火の不始末が出火原因ではという憶測が飛んでいるが、十中八九煙草の不始末ではないだろうか。原因はともあれ、故意の出火ではないとしてもやるせない気持ちでしかない。信仰の対象として

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