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岩松勇人プロデュース@ビジネス本研究所:FIRE 最強の早期リタイア術 クリスティー・シェン ブライス・リャン 穂高唯希 さんの 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 と比較するとオススメ!

【FIRE 最強の早期リタイア術 】はこんなあなたのための書籍です。

●早期リタイヤを目指したい人
●ビジネスマインドを体得したい人
●株について理解を深めたい人
●成功者の生い立ちを知りたい人
●欠乏マインドについて知りたい人

【FIRE 最強の早期リタイア術の目次】

第1章 お金のためなら血も流す
第2章 桃のシロップ、段ボール箱、コーラの缶
第3章 (まだ)自らの情熱に従うな
第4章 あなたは私のものだ
第5章 誰も助けにきてはくれない
第6章 ドーパミンについてわかったこと
第7章 マイホームは投資ではない
第8章 本物の銀行強盗
第9章 株式市場の暴落をいかに乗り切るか
第10章 私を救ってくれた魔法の数字
第11章 現金クッションと利回りシールド
第12章 お金を浮かすために旅行をする
第13章 バケツ・アンド・バックアップ
第14章 インフレ、保険も恐るるに足らず
第15章 子どもはどうする?
第16章 早期リタイアの負の側面
第17章 自由になるのに100万ドルは必要ない
第18章 我が道を行け

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動画を観る時間がない方に、イラストと文章で解説👇

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彼女の家族は中国共産党員が玄関のドアをぶち破り、
父親を労働改造所に連れて行くのではないかと
日々怯えていました。


彼女はそんな境遇に産まれながらも、
決して諦めませんでした。


どんなに辛い困難に直面しても、
どんな障害に阻まれようとしても、
それらをモチベーションに変えていきました。

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そんな少女が今では世界中を旅行し、
高級レストランで食事をし、
本を書き、
賞賛されているブログを立ち上げる。


物語の中で、彼女は中国貧困層から、
カナダの学校でいじめられる異端者、
大学生、エンジニア、投資家、ミリオネア、
そして自由を謳歌する女性へと這い上がります。


この本の結論は、

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という内容です。


家族や愛する人と長い時間を過ごしたい。
ならお金があった方がいいです。

教育、読書のための時間が欲しい。
ならお金があった方がいいです。

欲しいものはなんでも手に入れたい。
ならお金があった方がいいです。


本書では、厳しい表現でこう書かれています。


この本は読者の一部を億万長者にしてくれます。
あくまで一部の人だけ。全員ではありません。
言い訳をやめて、実践する心構えが必要です。
自分の資産運用を自分で行う必要があります。
でも多くの人にはそれがありません。

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本書では、
彼女が何に投資をして、
なぜ投資したのかを詳細に話し、


あなたがどうすれば同じことができるか教えてくれます。
あなたに豊かになって欲しいという思いで書かれてます。
お金、時間、そして人生において。


不愉快に思うのは、自分の考えに合わないからといって、
本書の内容を否定する人たち。


否定したくなるのは、
お金が稼げていない自分を正当化したいから。


この動画を見てくださっているあなたはそうじゃないと思いますので、
楽しんで学んでくださいね!

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本書は重要なポイントが全18章で解説されていますが、
特に簡潔でわかりやすい内容を
3つに絞って解説していきます。

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それでは順に見ていきましょう。
まずは1つ目のポイント

①お金のためなら血も流す

先ほどご紹介したある少女の話。
それは著者のクリスティーシェンさんの話でした。


クリスティーさんの
幼少期の一番楽しかった思い出の1つは、
中国の農村部で医療廃棄物の山を何人かの友人と漁っていた記憶。


「今日はどんな宝物が見つかるんだろう」
欲しいものを見つけたら実際に手に入る。
本物のお店で欲しいお人形さんを見てても、
うちが貧乏だったのでお母さんは一切買ってくれませんでした。


医療廃棄物の山で遊んでいたのは、
人形が買えないなら自分で作ればいい!
と考えたからだそうです。


今の時代だと児童相談所が介入する事態ですが、
当時はそういった制度はなく、
非常に貧しい生活を送っていました。

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当時の中国人の年収は、
日本円に換算すると約3万円ほど。
クリスティーさんの家の年収は1万5千円。


アメリカ人の平均収入の1%以下の収入で
生活しなければなりませんでした。


でも、クリスティーさんはご自身が
育てられたこの環境に感謝しているそうです。
それはなぜか?


「欠乏マインド」が育まれたからです。


何かが不足しているときに、
それはあなたの生活において最も重要なものになります。
それ以外は全て二の次になります。


例えば飢えているとき。
食事も満足に食べられない状況が続くと、
人は食べ物のことしか考えられなくなります。


この状況に追い込まれると、
人の脳は食べ物で頭がいっぱいになり、
ほぼ全てのことを無視するようになるんです。


これこそが欠乏マインドです。
クリスティーさんは、貧困の中で育てられたことで、
欠乏マインドが培われました。

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ある日学校から帰ってきたとき、
鍵をなくしてしまったそうです。


学校のカバンを逆さにして、
教科書や体操着、筆箱を漁ってみたものの
家の鍵を見つけることはできませんでした。


鍵を取り替えるのに30ドルもかかってしまい、
クリスティーさんは代償を払うことになりました。
母親から殴られるということです。


この日を境にある疑念が確信に変わりました。


貧しいときには、お金こそが世界で最も大切です。
なぜならお金で生死が左右されるから。
不注意な過ちなど犯すことはできません。
その過ちで飢え死にすることもあるからです。


このクリスティーさんの実体験をもとに
あなたにお伝えしたいのは、
「億万長者になるためには、恵まれた環境で育つ必要はない」
ということです。

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この欠乏マインドによって、
クリスティーさんは、
経済的な安全を優先する生き方になり、
お金に執着するようになったんです。


欠乏マインドは大切な3つの要素を教えてくれました。
・お金こそが世界で最も大切
・お金は犠牲を払う価値があるもの
・お金は血を流して得る価値があるもの


でも多くのビジネス書は、
欠乏マインドを批判します。
「あなたを後ろ向きにする」と。


持っていないものを重要視すると、
目の前にあるチャンスに気がつかなくなる
という考え方です。


でも間違いなく欠乏マインドをプラスに働かせたことで、
クリスティーさんを強くしてくれました。


この欠乏マインドは、4つの重要なスキルを与えてくれました。
Creativity(創造性)、Resilience(回復力)
Adaptability(適応力)、Perseverance(忍耐力)


これらの頭文字をとって、CRAP
つまり「うんこ」と呼んでいます。

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実際にあらゆるうんこのような経験を
切り抜けなければならなかったので、
この頭文字はピッタリだとクリスティーさんは言います。

②まだ自らの情熱に従うな

クリスティーさんが子供の頃、
母親は何度も職を失いました。
2ヶ月に一度の頻度で解雇通知を受け取りながら、
多くの仕事を渡り歩いていました。


あまりにも仕事が不安定だったことから、
母親は強い不安を覚えて、
偏執病とうつ病を患いました。


滅多に眠れず、自分を殺そうともしていました。
近くの警察に何度も電話をかけたので、
電話番号はブラックリスト入り。


母親の精神状態は更に悪化して、
家族に当たり散らすようになりました。

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大学の専攻を選ぶときには、
細心の注意を払わないといけませんでした。


卒業しても仕事がないという状況から、
出来るだけ自活できる学位を選ぶ必要があったんです。


チャンスが一度しかないこともわかっていて、
どうしても母親のようにはなりたくないという思いも強かったそうです。


「自らの情熱に従おう」
この言葉は2005年のスティーブ・ジョブズの
スタンフォード大学での卒業式で
スピーチを行った頃から急激に広まりました。


彼は「自分の心に従わない理由はない」
と語り、私たちはその言葉を繰り返し聞き、
そのスピーチの通りに進もうとします。

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でもこれは危険でもあるんです。


クリスティーさんが興味を持っていた
分野は次の3つ。
ライティング、会計、コンピュータエンジニアリング


この中でも小さい頃から物語を書きたいという夢
があり、ライティングを志望していたそうです。


これらの3つの分野に対して、
大学の単位取得にかかるコストと、
卒業後に期待できる収入を比較しました。


もし会計を専攻すれば、
授業料の1.8倍の収入
コンピュータエンジニアリングなら2.8倍
なんと、ライティングは0.2倍と
ダントツに低かったんです。

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クリスティーさんが書きたかったのは物語です。
プログラムではありません。
でもお金がありません。


数字が示しているように
コンピュータエンジニアリングを選択することが正しいのです。


統計的に見ると、
自分の情熱に従った先には、
失業や不完全就業が待っています。


情熱に従うことが人生のカギという言葉は
本当に正しいのでしょうか?
あなたを幸せにしてくれるんでしょうか?
これが大きな落とし穴なんです。

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心理学の研究によると、
過去10年間で自分の情熱の注ぐものが大きく変わる人がほとんどです。


また、大好きなことを仕事にしているときも、
フルタイムの仕事となれば、
嫌なことも少なからず出てきます。


そんなときに自分を支えてくれるのは、
生活するための収入が十分あるという
余裕なんです。


収入の水準が高かったら
最初はそこまで持てなくても
情熱が持てるようにもなってきます。


一般的に高収入と言われる医者や弁護士も
卒業して10年経って経済的に苦しむ人は多いようです。


先ほどコンピュータエンジニアリングは、
授業料の2.8倍の収入でしたが、
医者は0.78倍、弁護士は1.09倍


お金や時間への投資がものすごいので、
コスパは悪いことが数字から見て取れます。


一方で配管工はどうでしょうか。
授業料を安く済ませる上に、
収入の水準は高く、5.14倍。


そして配管工の分野は、
建物に配管設備がないなんてことはないので、
安定した需要があります。

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このように情熱があったとしても、
給与水準が低い業界と、
投資額に見合わない業界、


やり甲斐は持てないかもしれないけど、
収入の水準が高い業界。
いろんなタイプがあるんです。

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③誰も助けに来てはくれない

北米の幼稚園ではおやつの時間が用意されてます。
中国では、お仕置きの時間です。


中国と欧米各国では子供の育て方が全く違います。
人口があまりに多いため、
学校は非常に競争に激しく、
言われたことをきちんとやることが期待されています。


中国では痛みを飲み込むことを
「吃苦(チィクゥ)」と呼びます。
中国の文化では強さだと見なされます。


不満を言わず、怒りを抑え、
痛みを受け入れ、耐え抜くことで人格が磨かれます。


クリスティーさんは幼稚園で
先生からの体罰に耐えて吃苦を体得しました。

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この吃苦の精神は学校でも仕事でも大活躍します。
高校では同級生の10倍努力しないと
いけないことはわかっていました。


夏休みを返上し、補修も受けました。
前倒しで学ぶことによって、学校が始まったときには、
内容を消化する余裕が生まれます。


大学ではさらなる困難に直面し、
実験室、学習室、図書館にこもり、
休むことなく12時間勉強。
徹夜することもあったそうです。


大学のクラスではコンピュータエンジニアリング
の成績は最下位に近い状態で卒業しましたが、
卒業後すぐにフルタイムの仕事をゲットし、


常軌を逸したクリスティーさんの働きっぷりを見た上司は
高く評価してくれました。


クリスティーさんが一生懸命働いたのは
恐れていたから。


良い人生を送るための唯一のチャンス
だと思っていたので、台無しにしたくない。
もし失敗したら、
父親がこれまでに払ってくれた大学費用も全て無駄になり、
極貧生活に逆戻り。


それだけは絶対に嫌だと恐れていました。
そんな強い思いしかなかったそうです。

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欠乏マインドと吃苦の融合です。
最強のビジネスマインドが養われました。

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クリスティーさんの同級生の多くは、
育ちが全く違い、
卒業祝いとして自動車やヨーロッパ旅行などを
プレゼントしてもらっていました。


ところが卒業後、
彼らが仕事を見つけられなかったり、
実家の地下室を借りて住んでいたんです。


貧困層に生まれたクリスティーさんが
中流階級に這い上がれたのに、
中流階級に生まれた彼らは
クリスティーさんよりも貧しくなっていました。


こうなる原因は、失敗に対する恐怖心が
単純に欠落していること。


彼らは、
「なんとかなるさ」
「仕事は得意じゃないからね~」
と真剣に自分の人生を生きていない発言だったんです。

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計画が途中で狂ったとき、
常に誰かが手を差しのべてくれるわけではありません。
都合よく松葉杖が出てくることなんてありえません。


なくなりつつある年金制度など経済の
実情を考えると、リタイヤ後の人生を
政府や会社に頼ることなどできません。


クリスティーさんが所属するFIREの
コミュニティーでは、彼らがいかにして
経済的な苦境を乗り越えてきたのかが紹介されます。


あなたもあなたの人生に責任を持ち、
自分の道を切り開いてください。

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いかがでしたでしょうか?


経済的自由を達成し、早期リタイヤ
するための心構えについて、
著者のクリスティーさんの経験をもとに
解説させていただきました。


より具体的な実践の内容については、
本書に加えて、穂高唯希さんの
「本気でFIREを目指す人のための資産形成入門」
という本をオススメします。

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こちらの本のリンクも概要欄に貼っておきますので、
早期リタイヤの心構え、実践ノウハウ
どちらも学びたい方は2冊とも読んでみてくださいね!
それでは最後におさらいしましょう。

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①お金のためなら血も流す

 クリスティーさんは、
貧困の中で育てられたことで、
欠乏マインドが培われました。

この欠乏マインドによって、
経済的な安全を優先する生き方になり、
お金に執着するようになったんです。

②まだ自らの情熱に従うな

「自らの情熱に従おう」
とアドバイスをする成功者は多いです。

ですがクリスティーさんは少し違います。

人の情熱は10年で変わりますし、
投資した金額とリターンを比較し、
コスパを重要視した職選びの方が賢明です。

数字は嘘をつきません。

③誰も助けに来てはくれない

 クリスティーさんは幼少期に、
不満を言わず、怒りを抑え、
痛みを受け入れ、耐え抜くことで
忍耐強さを手に入れました。

この精神が仕事でも生活でも大活躍します。
誰も頼れない現代だからこそ
自分の将来は自分で守っていきましょう。


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