アンジー。daichead a cúig
いびつな形の狭い空間だった。アンジーの衣装とメイク道具が置いてあっても楽屋とは呼べないよなあ。木箱がいくつも置かれていて、ルーの座ったソファーなんて置いてあるというか、捨てるのを忘れてたみたいな古び方をしている。ドアに付いている金具は鍵というには簡単すぎだ。
それなのにルーったら、
僕、ここで寝泊まりしてもいいよねえ?
だって。
フイッシュ&チップスとミルクティーを持ってきてくれたおにーさんもびっくりしてる。
ここでかあ?うちは構わないけど、こんな吹っ飛ぶようなドアしかないし