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4/5発売【文春電書】文春文庫3月新刊

WBCの興奮が冷めやらぬ、電子書籍マーケティング部のTでございます。
暖かくなり、桜が散り始めると決まって売れ始めるのが『葉桜の季節に君を想うということ』。
日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞&「このミステリーがすごい!」「本格ミステリベスト10」で第1位!中居正広さんほか、たくさんの著名人も激賞!

同じく、4月になったら売れるのが、『世界から猫が消えたなら』の川村元気さんが描いたベストセラー恋愛小説『四月になれば彼女は』。ウユニ塩湖の印象的な表紙とは裏腹に、感情を揺さぶられる作品です。

前置きが長くなりましたが・・・。4月刊をご紹介いたします。

馳星周『少年と犬』

第163回直木賞受賞!
傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。
犬は人という愚かな種のために、神が遣わした贈り物なのか?
傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。人と犬の、種を超えた深いきずなを描く感涙作。
文庫版には直木賞受賞第1作の短篇「少女と犬」も収録しています。

『星守る犬』の村上たかしさんが漫画を手掛けたコミック版も合わせてお読みください。

今村夏子『木になった亜沙』

奇妙で、不穏で、とびきり純粋な愛の物語。
無垢で切実な願いが日常をいびつに変容させる。今村夏子の世界が炸裂する3篇。文庫化にあたり、「文學界」に載ったエッセイ「バイキング」と「日記とエッセイ」と「新潮」に載った日記を収録予定。 解説は、今村さんのファンを公言している村田沙耶香さん!!

井上荒野 恩田陸 川上弘美 桜木紫乃 三浦しをん 糸井重里 小山薫堂『Seven Stories 星が流れた夜の車窓から』

JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星」での 旅をテーマにした短編小説5編に、 旅のエッセイ1編、旅をテーマにした小文とイラストの企画「旅する言葉」を加えたアンソロジー。 列車の旅を愛する大人たちに送るとっておきの一冊。
〈短編小説〉
 恩田陸 「ムーン・リヴァー」
井上荒野「さよなら、波瑠」
三浦しをん「夢の旅路」
川上弘美 「アクティビティは太極拳」
桜木紫乃「ほら、みて」
〈エッセイほか〉
糸井重里「帰ることろがあるから、旅人になれる」
小山薫堂「旅する言葉」

赤川次郎『幽霊終着駅』

〈幽霊〉シリーズ、第28弾。
深夜の駅、終電車の棚に忘れられた風呂敷包み。 中から出てきたのは、なんと人間の頭⁉ 朝、宇野警部と永井夕子が駆けつけたところ、「頭」の持ち主が現れる。 某女優そっくりのこの「頭」が、悲しい過去をもつある親子の関係を 変えることに――。 ほかに「袋小路を照らせ」「雪女の従妹」「正方形の裏切り」「叔母捨て山」「真面目人間、ここにあり」「ゆく年くる年」など、全7篇。

門井慶喜『東京、はじまる』

日本銀行本店や東京駅など、近代日本を象徴する建物を矢継ぎ早に設計した、明治を代表する建築家・辰野金吾。
下級武士から身を立てるべく学問に励み、洋行して列強諸国と日本の差に焦り、帰国後はなんと恩師ジョサイア・コンドルを蹴落として日銀の建築を横取りする……!
周囲を振り回しながらも、この維新期ならではの超人・金吾は熱い志で
近代日本の顔を次々を作り上げていく。
日銀の地下にある意外な仕掛け、東京駅の周辺にかつて広がっていた海の蘊蓄など、誰もが見慣れた建築物の向こうに秘められたドラマを知ることもできる。
ベストセラー『家康、江戸を建てる』の著者が
「江戸を壊して東京を建てた」辰野金吾を描く、大きく楽しい一代記!

太田紫織『魔女のいる珈琲店と4分33秒のタイムトラベル』

大ヒットシリーズ「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」著者による感動のタイムトラベル・ミステリ。
過去に戻って、後悔の瞬間をやり直せたら――。札幌の珈琲店を舞台に、〝時を渡す〟店主と少女が織り成すほろ苦くも温かい物語。
続編と2か月連続刊行となります。

髙見澤俊彦『秘める恋、守る愛』

家族3人がそれぞれに抱える秘密。
過去に生きる夫、秘密を抱く妻、本心を隠す娘。ドイツでの7日間が家族を変えてゆく。THE ALFEEのリーダーが綴る大人の愛。
娘の一恵が留学するミュンヘンに訪れた直樹と妻の由希恵。直樹は若き日のドイツでの恋に心を囚われ、妻は寂しい心の隙間を別の男で埋めようとし、娘は守るべき愛を見つけていた。
7日間の旅が秘密を抱える家族のあり様を変えていく。
巻末に書き下ろしの「出会い」も収録。

天野純希『乱都』

応仁の乱にはじまる《仁義なき戦い》‼ 裏切りと戦乱の坩堝と化した京に魅入られ、争いに明け暮れた男たちの生き様を描く連作集。

小手鞠るい『瞳のなかの幸福』

東京でカタログ雑誌の副編集長をしている、妃斗美(ひとみ)。
長く付き合ってきた恋人から婚約を破棄された過去を持つ彼女は、
その後、35歳になるまで他の人とは恋愛せずに生きてきた。
「姉貴もそろそろ結婚しないと、薹(とう)が立ってくるぞ」
実家で弟に心ない言葉をかけられ、
やりきれない思いをかかえながら東京に戻ってきた妃斗美の目に留まったのは、不動産屋の「お買い得な一軒家有り」という貼り紙だった。やっとのことで家を手に入れた途端、
天から降ってくるように訪れたのは、最高のパートナー、猫との出会いだった。幸せの意味を問い直す、傑作書き下ろし長編。

バイク川崎バイク『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』

たった5分で見えていた景色が変わる!
よくナンパをされる私は、スマホで父親と話すふりをして避けていると……(「世にも奇妙な物語」でドラマ化された表題作)、老夫婦が営む喫茶店で話の上手な友が(「いつも悪いな」)など、ブラックジョークに笑い、思わず涙し、展開に驚く。
たった5分で見えていた世界がガラリとかわる、極上のショートショート、たっぷり50編!
BiSHのモモコグミカンパニーとの特別対談も収録。

小森健太朗『駒場の七つの迷宮』

新本格界きっての鬼才・小森健太朗が母校・東京大学を舞台に描く怪事件。
新興宗教や左右両派のセクトによるサークル勧誘が跳梁跋扈した80年代の大学キャンパスが舞台の超異色本格ミステリ!

下山進『2050年のメディア』

読売、日経、ヤフー、波乱のメディア三国志! 大幅加筆400字70枚でここに完結! インターネット上で巨大化しているプラットフォーマーたちに、今日の競争政策はうまく機能していないとして、独占禁止法の強化を主張する思潮が全世界を覆う。日本に独自に成立しているプラットフォーマー、ヤフーにも公正取引委員会のメスが入ることになる。だが果たして新聞の凋落はプラットフォーマーだけのせいなのか? 著者は、日経、読売、ヤフーの三社のみならず、ニューヨーク・タイムズ、英エコノミスト誌から鳥取のローカルメディアにいたるまでを、丹念に調査し、「持続可能なメディアとは何か」を、30年にわたるメディアの興廃史の中から掘りさげていく。 文庫書き下ろし新章 新聞VS・プラットフォーマー 大きくなりすぎたヤフーに対して公正取引委員会のメスが入る。「国境なき記者団」にネットの言論空間正常化のためのシステムを依頼された村井純は、読売の山口寿一に会う。
文庫書き下ろし新章として「新聞VS・プラットフォーマー」を収録。

東海林さだお『パンダの丸かじり』

粗食一筋。笹一筋。無心に笹の葉をかじる姿は尊くて…抱腹絶倒の東海林ワールド再び。週刊朝日の超長寿連載「あれも食いたいこれも食いたい」待望の最新刊。 かっぱ巻きの時はよい時/パンダかわいや/背脂チャッチャ七草粥は?/芋けんぴ・WHAT?/鶏むね肉の“向き"/ビビンバはラテンの匂い……。 定番シリーズ第43弾!

セバスチャン・フィツェック『座席ナンバー7Aの恐怖』

週刊文春ミステリーベスト10でベスト3入りしたドイツの鬼才フィツェック。 今度の舞台は飛行機だ! 娘を返してほしければ、今おまえが乗っている旅客機を落とせ。
脅迫される精神科医、誘拐犯を追う女医。犯人は機内にいるのか、それとも……。ショック満載、息もつかせぬドイツ最強のサスペンス!

津田一郎『心はすべて数学である』

他者の心の集合体=数学が脳を育てる。
複雑系研究の泰斗が、数学は人類共通の普遍的な心の表現であり、その普遍心が脳の発達を促す、という仮説を語り下ろした刺激的一冊。

最後までお読みいただきありがとうございます。
新年度のスタート。3月中に研修を終えた弊社新入社員は各部署へ配属となりました。週刊誌に配属になった1年生は今頃事件現場を駆け回っていることでしょう。
今年度も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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