特別企画:わが心の"戦争映画"3選 ③『高地戦』『ハクソー・リッジ』『フューリー』【映画レビュー】
『高地戦』
2011年公開。
韓国戦争映画の隠れた?傑作。
舞台は朝鮮戦争末期の1953年冬、南北境界線をめぐる最前線である「エロック高地」での激戦が描かれる。
停戦交渉は一向にまとまらず疲弊していく兵士たちは生還だけを夢見る。
様々な登場人物が出てきますが、敵軍女性スナイパー、その名も「2秒」が特に魅力的。年少の兵士を捉える狙撃シーンは背筋が凍る程の恐ろしさ。
↑に予告を貼ってますが、見ない方がいいです。
予告でそこまで見せるなよ、というシーンまで見せてます。
この映画の肝は二重のクライマックスです。
地獄に地獄を塗りたくる展開が待っています。
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是非!
『ハクソー・リッジ』
第二次世界大戦の沖縄戦で衛生兵 として従軍した実在の人物デズモンド・T・ドスを描く。
ユニークなのは主人公が衛生兵であり戦わないこと。
しかし、そこは戦争の真っ只中。砲弾が飛び交う中での救助となる。
そして、監督はメル・ギブソン。
戦争のえぐみを容赦なく描写します。
近年の戦争映画では間違いなく傑作だと思います。
『フューリー』
戦争映画というより戦車映画。
監督のデヴィッド・エアーはこの映画までは順調なキャリアでしたが、次作『スーサイド・スクワッド』で盛大にこける。
(text by President TRM)