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搦手。

《搦手 からめて》
城の裏門。また、城の裏門を攻める軍勢。転じて、物事の裏面。相手の正面以外の、手うすなところや注意をはらっていない面。

 人には皆、大なり小なり搦手があると思うのですよね。かく言う私など、搦手だらけで、どこが大手門(正面)なんだくらい、全体的に手薄です。いわば、空城の計です。


 何の話でしたか?

 あの~、歴史小説読んでいるとですね、当たり前のようにこういう搦手のような言葉がでてくるわけですよ。具足(ぐそく)とかね、具足は何となく分かるかもですが、月代なんかまず読みが分からんすもんね。これはね、(さかやき)です。武士が頭の真ん中あたりまでを剃り上げた部分を月代といったんですね。
 歴史小説読んでいると、もう少しこのあたりの注釈のようなものがあれば、もっと歴史小説好きが増えるんではないかといつも思うんです。最近、野球でもすげー素人目線の解説が画面に出るでしょ。目線を合わせるって大切です。
 ちなみに私のおでこの露出は、武士ではないので、月代ではありません。ちょんまげもしてません。あしからず。


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