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育休取得する男性が意識しておきたい2つの事

12月31日から続いた長い育児休業が今日で終わります。
明日からまた生活が変わりますが、息子くんが半月で保育園に慣れていったように私も新しい生活に慣れていかないといけません。

そう、息子くんは保育園に慣れました。先週は先生に渡した瞬間から不安そうな表情になったり時には涙が出た事もありました。でも、昨日、今日と「おはよう、息子くん、今日も頑張ろうね」と先生に声をかけられるとニコニコするようになりました。昼寝も午前睡、午睡とそれぞれ1時間ほどできるようになりました。体調はまだ万全ではないけど、機嫌は良いし、明日からは8時~17時30分と長い時間になるけど、必ず迎えに来るから、頑張ろう。

それにしてもなかなか濃密な半年間でした。
1月は新生児の息子と妻の体調を気にしながら家事をこなしていく日々が始まりました。noteも始めました。
2月は妻が職場に復帰(週4程度)し、日中はワンオペで育児と家事をこなしました。昼食と夕食の準備を毎日やる事で、料理の腕が上達しました。
3月からは妻はほぼフルタイム勤務。ファミサポを始めて利用した時は、息子くん寂しかったのか不安だったのか、泣いてしまいました。
4月になると公園に散歩に出かける事も多くなりました。体重が重くなっていき、腰痛と腱鞘炎との戦いに。また、会社を離れて視野が変わったのか、将来について考えたり調べたりする日々でした。
5月は離乳食を開始。食欲旺盛でなんでも食べるのはえらいと思う。保育園の入園希望提出と入園決定。入園前提で動かないと間に合わないスケジュールだった。寝返りするようになって、眼を離すとうつ伏せで苦しんでいる。大変さが少し変化した。
6月になって慣らし保育。15日までに慣らし保育を完了して、私は16日から職場復帰。仕事と育児と家事、これからは三本立てになるけど家族三人で分担して新しい生活に慣れていく月になります。

終わってみればあっという間。
育児休業、仕事の事を考えなくていい時間は、私には良かった。仕事、嫌いではないけど、本当に自分に合っているかと言われるとそうではないかもしれない。自分の能力は活かしきれていないと思う。そういう事も、育休中に感じた。
決して楽ではなかった。かわいいかわいいと言いながら一緒に遊んで寝るだけではない。なぜ泣いているのか、どこか体調が悪いのか、分からなくて何度も不安になったり、困ったり、ストレスを感じた。
何もかもが初めての体験。それは妻も同じ。妻の体調を気遣っているつもりでも、至らない事は多く、またすれ違いも多く、そこもストレスとなる事もあった。だけど、新しい家族を一緒に育てていこうという気持ちで同じ方向に進んできた。
6月復職の目標で進めてきたけど、「6月までに」という期限でいろんな事を考え、行動できたという意味でとても充実した休業を過ごすことができました。

父親が取得した育児休業6か月を振り返って感じた、二つの大切な事。それはそれぞれの家庭環境に違いがあるから一概には言えないけど、育休取得した父親にとって重要なのは育児能力ではなく家事能力。
いかに母親の家事負担を減らせるか
が重要だと思う。第一子に対しての育児能力は、基本的には誰だって初めての体験だから能力はたいして変わらない(意識によって1か月後には差が出てくるだろうけど)。だけど家事能力は子供が生まれる時点で父親によってだいぶ差があるのではなかろうか。父親の家事能力が低い場合、できるだけ生まれる前にその問題を解消しておくべきだろう。
それともうひとつが前もって想像して準備する事。育児に限らないことだけど、しかし後手に回ると大変。そこに赤ちゃんはいる。泣いている。待ったなしである。何が必要なのか(モノだけでなく申請とか提出物なども)を妻だけが知っているではなく、夫婦で共有して、不足だと思ったらすぐに動き、先回りの行動をすることが大切だ。

どちらかの祖父母が面倒みてくれたり、手伝ってくれるのならそんなに困らないかもしれないけど、祖父母のような信頼できる支援がないのはまあ大変なのよ。

男性の育児休業は今後もっと増えていく時代の流れになっている。だけどまだまだ育休を取得しやすい社会とは言えない。いろんな業種で人材不足となっている社会ならなおさらである。もっと社会構造のような大きな枠組みで取り組まないといけない課題ではないかと感じる。
また、「取るだけ育休」なんて言葉も聞く。そうではいけない。意味のある育休にしないといけない。意味のある育休になれば、間違いなく育休をとった本人は成長している事だと思う。

そういう事を感じながら、育休最後の午後、保育園のお迎えまでの時間を過ごしている。私の記事が、ひっそりとnoteに記録してきただけの記事だけど、父親メインで約半年の育休を取得したひとつのケーススタディになればいいなと思う。


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