引き続き、老化防止の賜物。
先月、所用で帰省したことはこちらで書いた。実家に帰って真っ先に、母から浴衣をほどいてつくったアッパッパを手渡された。これで2着目だ。
ちなみに、昨年のアッパッパがこちら。
昨年のアッパッパはちょっと短めで、継ぎはぎしながらつくられている。後で知ったのだが、最初に姉用のアッパッパをつくり、その余り布でつくったらしい。
今回のアッパッパはロング丈。
この生地はわが家のものではなく、母が着物をほどいて裁縫していることを聞いた知り合いが、譲ってくれたものだという。春先なら、下にロンTを着てもいいかも。
相変わらずボタンのかがり縫いは手でやっているようだ。
何しろ、わが家のミシンはこれだから!
懐かしのリッカーミシン!!
「これって、もう50年ぐらい使ってるの?」
なにげに母に聞いたら、
「いいえの! 70年使ってます!!」
と返ってきた。
ちょっと、あなたいつからこれを使ってるのかしら。
母は中学生のときからこのミシンを使っており、嫁入りのときに一緒に連れてきたそうだ。想像していたのと、年季が一段階違っていた。
何度か電動ミシンを買ったものの(私も子どもの頃、よく使っていた)、結局リッカーミシンに戻ってしまうのだった。シンプル イズ ベスト なのだろうか。電動ミシンは、なぜか姉の職場で第二の人生を送っている。
裁縫に籠づくりと、どんどん作品ができあがるため、あっちにプレゼント、こっちにプレゼント。涼しい時間は外で洗濯物を干して、畑に出る。月に何度かは公民館で体操や手芸教室。やはり、家族でこの人が一番長生きしそう。
よく考えたら、先日からやっちまってる私の膝も、帰省中に広大な宇佐神宮を歩き、階段を延々上り下りした後からだったような気がする。足の悪い母にあわせてゆっくり歩いたのに、母はピンピンしており、私の膝が崩れ落ちるという結果に。いやちょっと、これ納得いかないのだけど……(笑)。おまけにバイトで腰までやっちまって、腰をのばすことができない。はぁ、どん底。悶々としている。
結局、人間はノーストレスが健康への近道ってことなのだと思う。
あともうひとつ。帰省のときに姉からもらった。フェリシモさんのアレ!
当時の富太郎の思いまで伝わってきそうな絵。緻密さとレトロ感があってステキだ。細すぎる2本のショルダーがちょっと不安だったが、バッグの内側を見ると、2本ともバイアステープのように内側を一周し繋がっていたのでびっくり。なるほどね。
お姉ちゃん、thank you!
珍しくお姉ちゃんも、朝ドラ『らんまん』は面白いと言って視聴を続けている。
私の中の妄想・賀来飛霞@寺尾聰さん、中原丈雄さんはクランクアップ(あくまでも妄想なんで悪しからず)。ああ、ついに植物学誌ができるのか。高藤よ、盛大にフラれてほしい。2年生2人組の人生の器にも、たくさんのものが入りますように。今週も、たぶん来週も見逃せないな。