負の連鎖が爆走中。

更年期の“ゆらぎ”というやつなのか、最近何かと不安定だ。

知人と久々に遊びに行き、お昼にうどん屋に入った。ここは温かいうどんがおすすめ。ちょっと甘めの汁につるつるの麺、トッピングには肉とごぼう天をチョイス。「満足、満足」と心の中で呟きながらすすっていたら、クリーニングから戻って来たばかりのスカートに跳ねたよ、汁が。撃沈。神経を尖らせてすすっていたのに。ばか、私のばか。

その帰り、たまたま通った近くに中華料理屋があったことを知人が思い出した。「“とんちんかん”でしょ！ おいしかったよね。また行きたいよね」と自信満々で言ったら、「違う！ “厨屯知（ちゅうとんち）”だから！」と返された。

「とん」しか合ってなかった。

翌日、書いた買い出しのメモを忘れて外出したのは通常運転として、途中に寄った銀行で1万円札×2枚を払い戻したかったのに、どうやらボタンを押し間違った模様。千円札が20枚出てきた。財布に入らない。ATM機、10 → 千円 と押せば千円札が10枚出てくるのは便利なんだけど、使いこなせない初老のおばさんである。

そのまま100均に行ったら、ほしいものだけ売り切れていた。仕方ない。じゃあ次は野菜を買いにと直売所に行ったら、一番ほしかったキュウリだけが売り切れていた。

こんな日もあるよね。

そう思って夕飯の準備に取りかかり、前日の残りが豚じゃがなのを完全に忘れていて、じゃが芋の味噌汁をつくってしまった。ダブル浅野（同年代ならご存知なはず）じゃなくて、ダブルじゃが芋。

夜、レシート整理をしていて気づいた。そもそも、外出のメインは振込用紙での支払いだったのでは？ 机の上にはその振込用紙が置かれたまま。

なぜ夜気づくのか。もう完全にくつろいでいる夜に。

こんな日もあるよね。
気分は大豆田とわ子。

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