日本で最も売れた本の一つ~窓ぎわのトットちゃん~2024年小説19冊
日本で1番?売れた本
僕は読んだことが無かったんですよね〜
ということで読んでみました。
読みやすく、戦前にこんな学校が?!
っていう驚きがまずありました。
ちょっと独創的というか軍国主義だった日本で
海外の様な自由な校風が許されたの?
って思ったりしましたね。
この本は黒柳徹子の自叙伝を物語にした小説。
黒柳徹子(トットちゃん)が変わった子で、
一般の小学校を退学になり、
新しい小学校「トモエ」に入学。
トモエでの友情、学校行事などを書いている。
トモエ学園ってあったんだろうけど、
本当に時代的に許されたのか?って・・
読後も疑ってますw
自分の興味ある事を好きな時間にやる。
「みんな、国語の時間だから教科書開いて!」
みたいなのがないらしい
物理やる子もいれば、絵を描く子、本を読む子
みんなバラバラで席も決まっていない。
戦前のイメージは日本国民の思想を形成しなきゃ
って感じで国が植え付けたいものを教えるイメージ。
その軍が幅を利かせている時代に、
取り締まりの対象にならなかったとしたら、
トットちゃんの尊敬する校長先生・・・
ただならぬ政治力ですね~
校長先生のそれぞれの生徒は違う個性
個性を大切にしよう!
みんな同じじゃなくていいんだよっていう姿勢
今でもできるものではない。
東京大空襲でトモエ学園も焼けてしまうけど、
こういう思想の学校を作った人がいて、
その学校で学んだ生徒が結構大物になっていたりする。
これが凄いよね。
場所が自由が丘とか大岡山とかだから
遺伝的に親が優秀だったりもするんだろうけど、
個性を大切に育てようとした学校で、
それが時代的に難しかっただろうなと想像できるので、単純にこの本を読んで思ったのは、
凄い校長がいたんだな~ってことですね!
正直な話、なんで500万部以上売れたのか?
ってのは分からなかったけど、
でも読む価値はある本でした。
名著も読んでみるもんですね~