なぜ生き物で人間が繁栄したのか?唯一の特徴は直立の二足歩行だ!~直立二足歩行の人類史 人間を生き残らせた出来の悪い足~2023年128冊

この本、もう文句なしに面白いわ!
内容が濃いので読むのに時間かかったけど。

そもそも僕は生物の進化とか、
人類史が好きってのもあるけど、
謎の一つはなぜ人間だけが直立の二足歩行か?
って事です。

鳥も恐竜もだけど二足歩行はいます。
ただし、直立の二足歩行は人間だけ。

四足より足が遅くなり、
捕食者に狙われやすくなる選択を、
なぜ人類の祖先はしたのか??
どんなメリットの為に足を遅くしてまで、
二足歩行にしたんだい?ってお話。

結論を言うとまだ解明されてません(笑)
ただこの本で語られてる事は、
色々と考えさせてくれますね~

面白い事が色々書かれてます。
・人とチンパンジーは600万年前に分岐
・ボルトですら動物として足が遅い
・靴を履く事で足指が細くなった
・助産師が人類最初の職業?!
・ラッコがあざらしを襲う?
・人は協力する事で生き延びた
・足は遅くなったが長距離動ける!
・歩く事は脳にも体にも良い

僕の中で特に記憶に残ったのは、
哺乳類の行動は敵意と調和のダンスだって文章。
善と悪のパラドックスってやつですね~

利他的行為は同族とみなした相手に限定される
人間は社会性をもってるけど、利己的で、
思いやりもあるんだけど、時に暴力的ってことです。

なんとなく分からなくもない・・・
まあ色々と書かれているけど、
この本、面白いです!


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