人間なんて歴史が浅くて、弱い生き物ってこと!~敗者の生命史38億年~2024年63冊
イスラエルに行った時に、
歴史というか、人類の起源みたいな感じがして、
なんか厳かな感じがしました。もはや戦争真っ最中ですけどね…歩み寄れるといいですね〜
さて、僕が好きなジャンルの一つ!
生物の進化に関する本です。
似た様な本を何冊か読んでますが、
オーバラップする内容が多いほど
理解は深まりますね!
「死は生命が自ら生み出した発明である」
この本の中で最も印象に残った言葉ですね!
単細胞生物でコピーを作っていけばよかった生き物が生き残りをかけて死を選んだっていうね。
同質が増えても何かがあったら同質故に絶滅する。異なる遺伝子をかけ合わせる事で
異質にすることで生存確率を上げるわけです。
この進化論というか
ビッグヒストリー的な話の中で、
好きな考え方があります。
今いる約300万種の生き物は全部、
ナンバー1であり、オンリー1であるってこと。
これ色々な生物系の本に書いてあります。
しまうまは、草の上の方(先っぽ)しか食べず、
ヌーは真ん中辺で、ガゼルとかは根っこの方だけ。食料のすみわけができているんですよね。
この本にはないけどヤマメとイワナもそう。
どっちかが確かより上流だったと思う。
つまりそこの環境においてナンバー1でオンリー1だからこそ生存している。
この本じゃなくてもいいけど、
是非進化生物学については読んでもらいたい。
特に自分に価値がないとかさ、
自己肯定感が低い人とかはなぜ君が存在するか?
ってことが分かって、
ちょっとだけ前向きに生きられる気がする。
この本で特にフォーカスしているのは、
弱い者が生き残ったんだよっていう事!
弱者にとって素敵な視座をくれるよね~
酸素が毒だった時代から、
酸素を活用する生き物が生まれ、
水の中を追いやられ川へ、
そこでも弱肉強食が起こって陸へ。
植物の巨大化と共に爬虫類も巨大化し、
恐竜っが繁栄する時代になる。
哺乳類は小ささを利用して俊敏に逃げながら暮らす。日中は大きい生物にやられるから
夜でも活動できるように嗅覚と聴覚を発展させ、
小さいからこそ生き残ったっていう話ね。
ネアンデルタール人の方が頭が良かったのに、
なぜホモサピエンスが今人類として残っているのか。弱いからこそ小脳が発達して協力を覚えたってこと。
つまり僕ら人類はさ、
協力したからこそ最強になったわけで、
いがみ合うよりも強力すべきだよね~
なんて思ったりします!
歴史的にみて平和になった世の中だけど、
世界はあちこちで争ってる。
そもそもの生き物の本質は助け合いって事で
解決できないかしらね〜
教養としてこの進化生物学は、
学んでおくと良いと思います。
勉強になる本でした!