
子育てとはどうあるべきか?子は親のモノではないと理解しないと起きうる悲劇~母という呪縛 娘という牢獄~2024年35冊
ノンフィクションってのは、
定期的に読むと色々考えさせられます。
今回のお話は、
過剰に教育熱心な母親と、
それに答えようとする娘さんが、
どちらも行き過ぎてしまって
最終的に娘さんがお母さんを殺してしまう話
この話を読んだ時に、
ああ、ちょっと間違えば僕の兄貴も、
こうなってたかもなあ~って思ったね。
という事で今回はちょっと長めになるなw
この物語では子供を医者にしたい母
必死に頑張るけど理数系が苦手な娘が、
親の期待に応えられず9浪して進路変更し、
最終的に看護学部へ。
にもかかわらず母親は助産師になれ!と
娘がオペ看になりたいという意向を無視して、
ののしるわけですよ。
耐えきれなくなって母親を殺してしまう。
もうね、読んでて辛いわけw
お母さん、もう諦めましょうよ!
娘さんの話も聞いてあげましょうよって
つっこみたくなる。
親の理想を子に押し付けるってのは、
本当に危険だよね・・・
うちの親と少し共通する部分としては、
他者との比較/世間体を気にするところ。
我が家では父親が厄介だったわけです。
父親の兄弟が優秀だったせいで、
いとこが国立大か早慶以上っていうね。
成績が悪かった姉と兄は地獄だったなあ
僕は末っ子で家族を俯瞰してみてきたんだけど、
親父の学歴の劣等感は異常だったな。
男兄弟だけでいうと6人いて唯一の高卒。
もし僕が勉強できなかったら狂ってたと思うw
ただね、子供って親のモノではないわけです。
僕からしたら兄貴は僕より数学センスあったし。
ただこれは数学の能力が一定ある人にしか
残念ながら分からないのよね~
親の知性が低いと結果(成績)以外の判断
これができないわけ。
僕は短期記憶が優れていただけで、
知らない問題が出て解けと言われたら、
兄貴に勝てなかっただろうね。
応用力では兄貴に及ばない。
だから将棋も勝ったことがないし、
難しい問題を時間はかかっても解けてしまう兄貴は凄いな~って思ったわけです。
子供って免疫がないから、
親にお前はバカだって言われたら
僕は勉強ができないってなっちゃうわけです。
僕は兄貴はバカじゃない。数学めっちゃできるじゃん!って言ってもね・・・僕がテストの結果が良かったので兄貴からすると、むかつく弟にしかならなかったかな・・・
子育てって言うのは
子供の個性を、
社会に適応できるように育ててあげること
僕はそう思っているんですね。
死ぬほど人に対して優しい子だったら、
それを活かした進路や
職業を考えてあげるべきだし、
対人が苦手な子だったら、
多数と関わらなくても
生きていけそうな進路を考えるべき。
誰にでも強いポイントがあるわけで、
それを伸ばすのが僕は良いのでは?と思うわけ。
僕の中で能力は、先天的なモノ
つまり遺伝子は大きいと思ってるのね。
高卒の両親だとしても
両親それぞれの学業の優性遺伝子が組み合わさったら、旧帝国大学に入れると思うし、
逆に両親東大でも学業劣性遺伝子が組み合わさったら、努力しても良い大学には入れない可能性もある。
と僕は思ってるわけです。
僕は部下のマネジメントと同じで、
基本、信じて任せるだけだと思ってます。
ダメだったらそれを許した自分がケツを持てばいい。
自分以外の誰かは、
家族であっても他人です。
意志を持っているわけだから、
本人の意見を聞いて信じて応援する
それだけでいい。
あとは自分で考えなさい!
ってことだけかなと。
そもそも他人に期待をするから
悲劇ってのは起こるわけです。
殺人ってのは
多くは近しい人の間で起こる。
家庭、友人、親族、恋愛。
愛が憎悪にすぐに振れるわけです。
期待していたのに裏切られたってこと。
もちろん遺産相続とかはさ、
親の面倒をみたのは私だ!俺だ!
親の遺産に期待しなければさ、
好きにしてくれってなるわけです。
この辺はさ、
僕は全て法律に従えばいいと思うんだけどね
誰もが自分を客観視できない。
自分の尺度で判断する。
自分の尺度を高いレベルにするために、
一生勉強しなきゃいけないと思うわけです。
この本の教訓としては、
親が子の意見をしっかり聞いてあげること
これを怠って親の意見だけを押し付けると、
子供は何のために生きてるのか
かなりのストレスを溜めます。
それが行き過ぎると殺人にまでなるよ!
という事ですね。