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〖嘘解きレトリック〗嘘が見える力―鹿乃子とHSP―

「嘘解きレトリック」って聞いたことありますか?

嘘解きレトリック - フジテレビ

月9で放送されてるドラマなんだが、昭和のレトロな時代を舞台にしていて、
ウソを聞き分ける不思議な能力を持った女の子・鹿乃子と、ちょっと貧乏な探偵・左右馬がコンビを組んで、事件の謎を解いていく話なんです。

昭和のちょっとノスタルジックな雰囲気もあって、当時の街の風景とか、そんな時代の「空気感」が良いです。

事件解決だけじゃなく、登場人物たちのちょっと不器用な人間関係も見逃せない。なんというか、じんわり心に染みる物語。

それでね、
僕は「嘘解きレトリック」のヒロイン、浦部鹿乃子の苦悩には、HSPが感じる繊細さと重なる部分があるんじゃないかと思うんです。

この記事では、彼女の物語を通して、自分の敏感な気質がただの弱さや不利な面だけじゃなくて、特別な一面なんだと感じてもらえたら嬉しいな、と思います。


「嘘解きレトリック」主人公の浦部鹿乃子とは

主人公の浦部鹿乃子は、人の「嘘」を聞き分けるという特別な能力を持っているんです。
でもそのせいで、周りから「怖い」なんて思われることも多くて、彼女自身もその力に悩んでいるんですよね。
人と距離ができちゃったり、見えなくてもいい本音が見えてしまうから、どうしても心に負担を感じることが多いんです。

そんなところに、彼女の孤独や葛藤が描かれているんですよ。


さて、そんな鹿乃子の気持ち、HSPのあなたには少しわかるところがあるんじゃないでしょうか。

鹿乃子さんは「嘘を見抜く力」を持っているせいで悩んでいるけど、HSPの人もまた、他人の感情やちょっとした変化を敏感に感じ取ってしまいますよね。

自分では自然なことなのに、周りから「気にしすぎ」なんて思われたり、自分の気質が原因で人と距離ができてしまう…そんなこともあるかもしれません。

鹿乃子さんが「怖がられて距離を置かれる」っていう悩みも、HSPのあなたにはきっと共感できる部分があると思います。
嘘と決めつけてしまい、相手の本心に辿り着けずに“ぐるぐる思考”が始まってしまうところ。
そして、そんな自分が好きになれない所。。。

でもね、鹿乃子さんの物語を見ていると、自分の力や気質がどこかで誰かの役に立っているって、少しずつ気づく場面が出てくるんです。

HSPのあなたも、そんなふうに自分の特別な感覚がちゃんと意味を持っていることに気づけたら、自分をもう少し受け入れられるようになるかもしれませんね。


HSPの人が感じる「嘘がわかる」という感覚

実は「感情や態度の不一致」に対する敏感さなんですね。相手が本音と違うことを言っていたり、何かを隠していたりすると、その微妙なズレが違和感として伝わってくるんです。

HSPの方は、相手の表情や声のトーン、仕草など、ほんの小さなサインを細かく感じ取る能力が高いので、こうした「不一致」に気づきやすいのだと思います。

だから、直感的に“何かが違う”と感じる場面があるけれど、それはあくまで本音と建前のズレを察知しているのであって、「嘘そのものを見抜いている」というわけではないんですね。

なので、鹿乃子さんとは別の能力にはなってしまいます。

しかし、こういう感覚って、自分の「察する力」が強いことの表れですから、HSPならではの特別な感性とも言えるかもしれません。


敏感さがもたらす力、
あなたの特別な能力を大切に

「嘘解きレトリック」の主人公、浦部鹿乃子が抱える苦悩はたくさんありますが、その中には実は大切なメッセージが隠れているかもしれません。

たとえ「嘘をつかれてる」と感じても、その裏にある本当の気持ちを理解できることって、決して悪いことばかりじゃないと思います。
鹿乃子さんも、自分の特別な能力をどう活かすかを考えながら、少しずつ人々の役に立とうとしているんです。

同じように、HSPのあなたも、自分の敏感さを大切にしていけば、人間関係をより良くするためのヒントを見つけることができるはずです。

「敏感すぎる」と感じることがあるかもしれませんが、それは相手の本音を知る力になって、きっと誰かの役に立つと思いますよ。

だから、もしHSPとして自分の敏感さに悩んでいるなら、それを否定する必要はありません。
むしろ、その特別な能力を誇りに思って、前向きに活かしていけたら素敵だと思います。


嘘を感じ取る力と、それに伴う苦悩で辛い気持ちを抱えているあなたに、『嘘解きレトリック』。

これからストーリーで鹿乃子さんがどうなっていくのかは僕にはわかりませんが、共感できるキャラクターなので、幸せになってほしいと思っています。

実際のストーリーを知らずに自分なりに解釈を語ると、「実際は違うかも」と感じることってありますよね。

フィクションって、自分がどう感じたか、どう思ったかを軸に受け取る部分が大きいから、たとえ解釈が他の人と違ったり、原作の意図とズレていたとしても、それは僕の感じ方です。
HSPの話と浦部鹿乃子の嘘が見える能力、そしてその苦悩の解釈も、僕が感じたもので、同じHSPでももしかしたら違うと感じる方もいると思います。

共感できなくても、それはあなたがHSPではないってことではありません。自分の視点を大事にしてください。

たとえ解釈が違っても、そこから共感できることや考えられることがあれば、それが一番大事なんじゃないかなって思います。

気になる方は『嘘解きレトリック』見てみてください。
浦部鹿乃子さんが、あなたのその特別な感受性の価値を教えてくれるかもしれません。

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