音読の効果。試行錯誤の海外子育て。

我が家では、子どもがひらがなを全部読めるようになったら始めるものがあります。

それは、音読。

色々試した結果、最初の音読は、とだこうしろうさんの「よみかた絵本」に落ち着きました。

よみかた絵本

この絵本の何が素晴らしいか。
単語と文章がのっていることです。
また、カタカナものっているので、ひらがなの後のカタカナにも使えます。

そして、字体が読みやすい。
文章の間隔があいている。

これも字を読み始めたばかりの子どもにとってはとても読みやすい点だと思います。どこで文章を区切るのが、ハッキリ見て分かるし、指で字を追う時に隣の行とちょうど良い間隔があいていて、字を追いやすい。さらに子どもが読む時に大きさも完璧!
なぜなら最初はスラスラ読めないから、一字一字指で字を追っていくから、ある程度字が大きく見やすくないと読みにくいのです。

たのページ

簡単すぎす、難しくない。長く使える。
ひらがなを始めたての子どもにとても良いと思います。

我が家はこの本を繰り返し使い、最初の音読をスタートしています。

音読はその後レベルに応じて、かえるくんシリーズ、特におかあが日本語の訳が気に入っていたこともあり「三木卓」さんの訳しているシリーズをたくさん読ませていました。三木卓さんの日本語訳は、とても綺麗な日本語だけど、固すぎず、緩く崩しすぎず、私は海外子育てで触れる日本語としては、とても気に入っています。
その他、ふらいぱんじいさん、きいろいばけつ、つりばしゆらゆらなどを経て、最終的にスラスラ読める頃にはこちら。

光村ライブラリーシリーズ全18巻、学年別

日本の教科書をぐっと一冊にまとめたシリーズを読んでいます。低学年、中学年、高学年と難易度もあがっていき、教科書なので学年相応漢字も出てきます。自分の子どもがどれくらいを読めるのか把握する場合も役に立つし、家で難易度を下げたり、上げたりする事も可能です。全巻揃えて本棚に並べてあります。

音読は基本、毎日。

ドイツの学校でも1年生後半からは音読の宿題がでています。ドイツでも日本でも基礎は音読なのかもしれません。

とにかく続ける。毎日続ける。
地味ですが、それしかない。
バイリンガルの道。毎日毎日コツコツと、継続すれば力に変わる。疲れていたら短い音読でも良い。ポケモンが好きならポケモン図鑑でも良い。図鑑が好きなら図鑑でも良い。お料理が好きなら、料理本でもよい。たまに好きなものを取り入れながら、地道に続けています。

音読はある程度、親が厳選していますが、子ども達は、自分の好きな時に家じゅうの絵本をひらいて楽しんでいるので、勉強の日本語とリラックスタイムの絵本とまた違う感じで読んでいます。

海外子育て、海外生活、日本のようにすぐ手に入らないのが日本語の絵本や本。

オンラインでも読めるかもしれないけれど、やはり小さい時は好きな本は何度も手に取りページをめくる楽しさ、ワクワクを楽しんで欲しいと思います。また、厳選してもってこなくてはならないからこそ、おかあは定番の絵本をあえて選びます。

今どきの流行りよりも長く愛されているものを、子ども達にも読んで欲しいからです。長く愛されているものは、やっぱり長く愛される理由もあるように思います。

音読を続けているからか、息子は読解力がとても身についてきています。娘は音読をしてから、日本語の発音が前よりも良くなった気がします。二人とも今のところ、日本語を読む事に抵抗はないようです。ある程度の学年にいくとやはり文章も少し難しくなってきますが、毎日の土台があればきっと大丈夫。
小さい頃から色々な本に触れている事は、メリットだと思います。



海外子育て、日本語音読を日課に。





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