察することを強いられた毒親育ち
これも毒親育ちあるあるかなと思います。
親の気持ちやしてほしいことを察して、それを彼らの望むタイミングで行う、それを強いられていませんでしたか?
私は強いられてきたし、それが普通なのだと思っていました。
例えば
①親が家に帰ってきたのが分かったらすぐに鍵を開けて迎え入れる
②親が帰宅時、荷物を持っているならば、それにいち早く自ら気づき手伝う
③シンクの中に汚れ物があったら洗っておく
④洗濯物に気づいたら、干す&畳む
⑤あとに入る人のため風呂ではゆっくりしてはいけない
今ぱっと思い浮かぶだけでもこのくらいあるのですが、この謎ルールを守らないと親の機嫌は悪くなり、怒鳴られました。
気づいたら開けろよ!
気にしとけよ!
家族の一員だろ!!!
こっちは仕事してんだからそのくらいやれよ!!
気がつかないやつだな!
おせえわ!!!
そのぐらいやっとけよ!!!
今書いていても息苦しくなります。
これらの言動からも感じられるとおり、彼らにとってはすべて
やって当たり前
子どもは自分の思う通りになって当たり前
子どもに対して感謝の気持ちなんてない
なんですよね。
確かに、上に書いたことを家族や子どもたちがやってくれたら、助かるだろうと思います。
でもそれって、「助けになりたい」「喜んでほしい」という子どもからの想いがあるべきで、恐怖や脅威から強制されるものではないと思うのです。
それが子どもから出てこなかったとしても、誰かを責めたりする事ではないんです。
だって子どもには子どもの気持ちが、意志が、ありますから。
しかし、これが機能不全家庭ですと、親側の望む通りの行動をしなかったら、子どもは詰られるんです。
私も本当に心の休まる時間や場所がずっとありませんでした。
常に誰かに何か言われるんじゃないかとビクビクしていました。
実家にいたころ、何も起こってないのに動悸がしたり、息が苦しくなったのは気を張っていないと、気を遣って先回りの行動をしないと、生きていけなかったからなのでしょう。
人に動いてもらいたいなら、口に出して「お願い」しないと相手には伝わりません。
「お願い」もしていないのに、
そもそも自分が適切に頼むこともできていないのに、自分の思う通りに相手が動かなかったからといって
怒鳴る、怒る…。
まるで駄々をこねている子どものようです。
めちゃくちゃだな、と今は思います。
子どもに甘えすぎです。
子どもが受け止めているように見えるからって、寄りかかりすぎです。
けれど、そんな自分にいつまでも気づかないんですよね、毒親さんは。
どこまでも子ども側に甘えて、依存して、幸せにして〜!自分を満たして〜!って搾取してくる。
でも、自分を本当の意味で満たすって、外に求めるのでは完全には見出せないんです。
自分で自分を満たさないと満たしきれないんですよね。