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【不登校】支援機関ベスト3 悩んだらココ!(本人編)|コラム
不登校になった時、一般的によく学校から勧められるのが「保健室登校」や「別室登校」だと思います。でもそれは最適解なのでしょうか?
実際に息子が不登校になった時は、学校はもとより、家から出ることさえも難しい状況に陥りました。
また、今だから客観的に言えるのですが、親である私自身も、何とかしようと思うあまりに、息子にプレッシャーをかけたり(「今日は学校へ行ってみよう」などの声かけ)、本人以上に暗く落ち込んだり、一挙手一投足まで監視する(見守りのような優しさの無い)態度をとっていました。
息子は大変なジレンマだったと思います。
「学校へは行けない、家にいても針のむしろ、いったいどこを自分の安心できる場所にすれば良い?」と。
本当に可哀想なことをしていました。
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不登校で悩む皆さん、本題に入りますが、この記事を読めば大丈夫。
出来るところから一つずつ進めば良いのです。ボードゲームでも振り出しに戻ることはあります。でもサイコロを振れば、またゲームに加われるのです。
不登校のお子さんは、わが子を含めた傾向として、気持ちを出すのに遠慮して、無理やり押し込めてしまうために消耗していることが多いように感じます。どこで開放出来るか、ベスト3を挙げてみましょう。
①チャイルドライン
学校でもよくカードサイズで配布されている、電話相談窓口です。
「チャイルドラインは、18歳までの子どものための相談先です。
かかえている思いを誰かに話すことで、少しでも楽になるよう、気持ちを受けとめます。あなたの思いを大切にしながら、どうしたらいいかを一緒に考えていきます。
お説教や命令、意見の押し付けはしません。」(チャイルドラインサイトより抜粋 https://childline.or.jp/)
詳しくはサイトを参照して頂きたいのですが、フリーダイヤルやネット電話、チャットで自分の心のモヤモヤを打ち明けることが出来ます。
ここではフリーダイヤルだけ紹介しておきます。
→☏0120-99-7777 (毎日午後4時〜午後9時)
親でも先生でも同級生でもない、信頼できる「誰か」に、自分のペースで自分の話ができる窓口です。嫌な気持ちは少しでも吐き出す。泣きたかったら泣いてみる。場合によっては怒ったって良いのです。
自分の感情は、しまい込まず放出してあげましょう。
②スクールカウンセリング
もし学校へ立ち寄れるなら、所属校のスクールカウンセラーを頼りにしても良いでしょう。親と同席することで、それぞれの本音が分かることがありますが、別に一人で話したいなら、そのことを伝えましょう。
カウンセリングは思春期外来のような病院でも可能ですが、一時間ほどかけてじっくり話が出来る点では、スクールカウンセリングに軍配が上がります。一方、病院やクリニックは薬を処方してもらえます。病院やクリニックを選ぶ場合は、出来るだけ患者のデータの多い(経験値の高い)医師にかかるのをおすすめします。
③適応指導教室
家が牢獄のように感じるなど、何か居づらさがあって、学校ではない他の場所でのびのびとしてみたい時期にはこちらをおすすめします。
「不登校児童生徒の集団生活への適応、情緒の安定、基礎学力の補充、基本的生活習慣の改善等のための相談・適応指導を行うことにより、その学校復帰を支援し、もって不登校児童生徒の社会的自立に資することを基本にする。」(文部科学省 サイトより抜粋)
上記の中でも、個人的な感覚としては「情緒の安定」に比重をかけている印象があります。学校へ行けないくらい、心のエネルギーが枯れているのですから、やはりまずは安心できる場をキープ出来るのが一番でしょう。
前の記事(親編)でも記した通り、適応指導教室の出席は所属校の出席扱いになるようです(※要確認)し、もちろん勉強も教えてもらえます。
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さて、いかが感じられたでしょうか?(親編)と重なる項目がありますが、(本人編)では少し内容を変えて提案しました。何かひとつでもお役に立てれば幸いです。不登校の場合、「今すぐ先へ!」は一切、考えなくて良いのです。出来る時に出来る範囲で進みましょう。
お読み頂き有難うございました。
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(※bottiigo様の素敵な画像を使わせて頂きました)