「Black Sabbath Trashed 」(らしくはないけど好きな曲たち)
好きなバンドはと聞かれるとまずはブラックサバスと言う。
noteというジャンルもなにもかもが多種多様な世界のなかで
音楽もそれも、ハードロックとかドゥームロックとか、このバンドはハードロックではなくてヘビーメタルだとか、ミニマムな聞きかじりの知識を書き散らすようなことはしない(出来ない)けど、
どこかに自分がいいと思う曲を紹介して「これいいね」とか「懐かしい」とか共有してみたいという思いはずっとある。共感してくれる人がいたら嬉しい。
これから先は読み手の方がある程度このバンドのことを知っているという前提で書いていくことにする(詳しく書こうとすればボロが出る)
このバンドのヒストリーは1970年ごろから始まっている。
因みにデビュー前はロックバンドというよりジャズ系のバンド色が強いイメージ。「earth」という。
このバンドの旧名の時の曲はギターとベースの音が重たいジャズという感じで、曲名を思い出せないのがもどかしい。
確かPⅤ付だった。
その後、バンドのメンバーはデビュー前の6人から4人になる。
ギターのトニーアイオミ,ベースのギーザーバトラーはほぼすべての期間バンドに在籍していたがボーカル、ドラムは入れ替わりが多かった。
特にボーカルはオジーやディオの印象が強かったが脱退・新加入が結構多くて
繰り返されるサイクルのなかにこんなボーカルいたのかというようなすごい人もたくさんいた。
その中の一人がイアンギランだった。
イアンギランはここまで読まれた向きにはもうディープパープルのボーカルとして周知の存在だろうと思う。
シャウト系?のボーカリストで初期のディープパープルでは彼の存在が大きいと思う。
もちろんリッチーもイアンペイスもロジャーグローバーもジョンロードもいてのパープルだけど、
その後加入したボーカルとは声質は違っていてオリジナルの雰囲気は彼でないと出せないだろうと思う。
スモークオンザウォーターはもう刷り込みに近く彼のボーカルがマスト。あえて言えば声質はグレンヒューズが近いかもしれない。
イアンギランすなわち初期ディープパープルなので、サバスに入ってどうなるのだろうか。
朱に交われば赤くなるのか。
確か当時(1983年頃)イアンギランのブラックサバス加入のニュースをラジオか音楽雑誌か何かで知って友達と驚いたことを思いだした。
曲を聴いてみるとイアンギラン:ブラックサバス:ディープパープル比は、6:3:1とイアンギランの影響がけっこう大きくて
サバスが無理やり合わせたような感じ、パープルの比率が1なのはコンサートでスモークオンザウォーターを歌ったから0ではないため。
この後にアップしている「Trashed」。アルバム「Born Again」の1曲目に収録された曲。
曲はいきなり走り出して止まらない。ディオ在籍時のアルバム「Heaven andHell」の1曲目の「NeonKnighit」と同じ持っていかたなのだろうか。
アイオミのギターもイアンギランの声も最初からトップギアで疾走感がすごい。
ギターの音のひずみが強くて、最初に聴いたときはひどい音だなあと思った。
あえてそうしたのだろうけど。
走るところはディオ時代の踏襲かと思うがイアンギランの声とギターのひずみで相殺されてしまって
結局パープルっぽくもサバスっぽくもない。
しかしこの曲はかっこよい。
イアンギランのバックバンドがブラックサバスと言う感じではあるが。
PⅤは俗っぽくて今の時代ではちょっとつくれないかもしれない。
アルバムのジャケットも恐らくいま新作では出せないと思う(怖い)
そしてこれサバスの曲では珍しくフェイドアウトしている。
初めてブラックサバスを聴いたのは
実はこの曲で、多分NHK-FMの「軽音楽をあなたに」ではなかっただろうか。
そしてDJは松原みきだったように記憶している。
すごい懐かしい記憶。
ステレオではないスピーカーが一つしかないラジオのアンテナを目いっぱい伸ばして音を拾って聴いていたはず。
色々書いたけどここまで読まれた方で興味のある方は聴いてみて下さい。自己満足のノートをここまで読んでいただき感謝です。
おわり