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【音楽と思い出】『モア』アースシェイカー

〔ヘビーメタルについて〕
高校生になり聴く音楽の幅も広がってきたときのこと。ヘビーメタルが流行し始めた時期だった。よく聴いていた。

当時ヘビーメタルは「ヘビメタ」と言われていて色物的なニュアンスが含まれていたことが多かった。
有名になる前のXJapanがテレビ(天才たけしの元気が出るテレビ)に出ていたこともあったが、多分にエンタメ的な扱いで出演していた。ヘビメタ、ヘビメタと言われるのはちょっとイヤだったけど番組は面白かった。

友達と「これはヘビーメタルやね。違うぜ、ハードロックよ」みたいな会話をしていたけど、どこが違うのかと言われると答えられただろうかと思う。
ギタリストがすごい速弾きするバンドがそうなのかというくらいしか思いつかない。

ならばどのようなギタリストがいたのか、どうしてあのバンドはロックバンドでこのバンドはヘビメタなのかとかいう話に展開すると収集がつかなくなるので割愛する。

〔アースシェイカーとカラオケ〕
本題はここからになる。

このころはカラオケボックスが世の中に登場した時期でもある。

カラオケといえば、お酒を飲むところでカウンターでおじさんが演歌を歌うようなイメージしかなかった。
大きなカセット(エイトトラック?)をママさんがガチャっと入れる作業がある、そのようなイメージ。

それをカラオケボックスという歌うだけのための箱が出来て、好きに歌うことが出来る。 
早速学校の友人たちとカラオケボックスに行くことになった。自分の町でも学校からはそうは離れていないところに出来ていた。

駐車場の一角に赤いコンテナが置かれていてまさにボックスであった。舗装されていない駐車場で水たまりがある、金網のフェンスの外は草が生い茂っていた。そんなところだった記憶がある。黎明期ならではかもしれない。

料金は一曲100円だったと思う。両替機も機材の横に置いてあった。歌うと採点もしてくれる。
何を歌うのか。歌謡曲やロックなどを歌ったと思うが、だんだん飽きてきて同じ歌で得点競争?(うまいこと言えない)をしようということになり選ばれた曲が「モア」だった。
歌本には「モア」とあった。「MORE」ではない。

モアはきつかった。オリジナルキー縛りだったからだ。
サビのところで喉が壊れた。「もっと もっと 孤独よ踊れ」の孤独よのよのあたりだ。それを3周くらい繰り返した記憶がある。

ジャンル付けすることが正しいのかどうかよくわからないがアースシェイカーはヘビメタではなくハードロックバンドだろうと思う。細分化するならばメロディアスハードの範疇か。
アースシェイカーの曲には哀愁を感じるから。そこは洋楽のヘヴィメタルと違うところだと思う(個人的見解)

〔最後に〕
ここに記すにあたり、「モア」を久しぶりに聴いたのだが、音量を上げて聴いたことが昔と変わりがなくて(録音レベルが低い)
変なところで懐かしくなった。本当にベタだけど「18の日々が甦える」

                 終わり

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