第4章#35 ほんのちょっとしたことだが、決まっているとよいこと
(約1200字)
地区の教頭会を、私の勤務校で行った時のこと。
その日の午前中、勤務校では、地区の教頭会の他、特別支援教室の指導主事訪問、6年生の音楽鑑賞教室とが、ほぼ同じ時間帯に行われていた。
(何かもう一つあった気がするが、忘れてしまった…)
特別支援教室の指導主事訪問は、予め用務主事にお茶をお願いし、私は、最初だけ挨拶すれば、その後は特別支援教室の巡回指導教員が対応することになっていた。
音楽鑑賞教室の演奏家への対応は、音楽のY先生が担当し、これも、お茶の準備は予め用務主事に頼んであった。
玄関のところには、それぞれの案内表示が並んでいたわけで、それを見た他校のある教頭先生から、地区教頭会なんかやってて大丈夫なんですか?と、当時の教頭は質問されたそうだ。
その学校では、このような訪問があった場合、教頭がいないと回らないんだそうだ。
しかし、ウチの学校は、全く問題ない。
この違いは、なぜ???
フレキシブルに対応できる仕組み~主事連絡カード
今回の例で、ポイントになるのが、お茶の準備である。
これを一々口頭で用務主事に頼んでいたら、いくら仕事のできる主事さんでも混乱が起きかねない。
そこで、本校で使っているのが、以下の「主事連絡カード」である。⇊⇊
これを、担当者が事前に作成し、決裁したものを、主事さんに提出しておく。
管理職が決裁することによって、控室や時間の調整ができる。
主事さんとしては、いくつかのイベントが重なったとしても、時間や人の分担で対応できるわけだ。
今回で言えば、教頭会は案内のみでお茶不要。
音楽鑑賞教室は、事前にお茶のセットを控室に用意しておけばOK。
指導主事だけ、来校したタイミングでお茶を出せばよいのだから、すべてに教頭先生は不要である。
前にも書いたが、教頭先生は、何でも屋ではいけない。
これは、日々のほんのちょっとしたことではあるが、決めておくことで、教頭先生の仕事が減るし、漏れや落ちがなくなってやりやすくなる。
校長はもちろん、教頭先生、是非、自分がやりやすいように、仕事の効率化、改善を図ってください。
電話の受け方
着任してすぐに着手したいのが、電話の受け方。
これを、全職員に徹底しておくと、管理職だけでなく先生方の仕事が一気に楽になる。
勤務校では、電話の横に、この紙が貼っておいた。⇊⇊
ほんのちょっとしたことなんですが、電話の受け答えのトラブルって、結構ありますよね。
怒ってかけてきているのに、散々待たされた、とか。
そして、それにまつわる対応で、仕事が増えたりします。
電話を受けた人は、重要度に応じて、メモだけでなく、なるべく口頭でも相手に伝えることが望ましいです。
相手がいなかったら、メモを置いたことをその辺にいる人たちに、
「ここにメモあるんで!○○先生が来たら、伝えてください!」
と、大声で言っておけばいいのです。
職員間の、コミュニケーションも大切にしたいです。
その要となっているのが、教頭先生なので、どうぞ、自分の仕事がやりやすいよう、どんどん工夫してください。
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