32歳にして摂食障害になった。
32歳にして摂食障害になった。
ゆりなの病歴はしっちゃかめっちゃかだ。適応障害から始まり、診断名がつかない(つけられない)5年間を過ごした後にたまたま受診した病院で橋本病・甲状腺機能低下症と分かったのが19歳の時。
そこからしばらくした24歳の時に双極性感情障害と診断を受け26歳で寛解、28歳で再発。現在に至る。
そして今はなぜか、パニック障害(症状限定発作)と摂食障害(夜間摂食症候群)を併発している。
担当医曰くよくあること、らしいのでよくあることなのだろうが、やってらんねーぜ!というのが私の心境。パニックは今日は置いておく。
ダイエットに健康に励もうとした矢先にこれでは、である。
実質、健康問題は切実で、生活習慣病家系の我が家、備えるべきものに備えなければと自炊を頑張った時期もあったがメンタルの低下で休止中。
そこに夜中にはばくばくとチョコレートやらパンやらを「中途覚醒時」にむさぼらなければ眠りの続きはやってこない。今日半分眠りながらういろうを齧っていた時にはやっぱり病気だわ、と思わざるを得なかった。
それだけではない。
常時パニック状態というのか、不安が次から次に押し寄せてきて平静でいられないのだ。
この不安というのが厄介で、このところ私は常に家族を傷つけたらどうしようということを考えていた。「どうしよう」なのである。
それが派生して自傷したらどうしよう(10代の時に自傷歴がある)、iPhoneを壊したらどうしよう、諸々の障害へのやるせなさや虚しさも相まって次第に希死念慮が高まっていく。その行動を起こしたらどうしよう(私はまだ生きていたいのだがそういう不安がよぎる)、ここまでくる。
ちなみに3分間の出来事。昔聞いたヴィジュアル系の歌詞が頭をぐるぐると回る(音楽性幻聴)あんまりいい歌詞じゃない。
これ、全部、並行。
一日のスケジュール的には起床、朝食、不安不安不安、昼食、不安不安(場合によっては強制入眠)(YouTubeで誤魔化す)、疲労疲労不安不安疲労、夕食、入眠、過食、再就寝。
こんな感じ。
風呂に入る気力もないので朝方にシャワーを浴びることも多い。
すると途端にリラックスするので不安な時は常に緊張していると分かった。
昨日緊急性があると判断して家族に伴われて病院を受診した。
様々な話をして、どうしてこのように不安や食欲が襲ってくるのかと聞いた。担当医曰く、
「今のゆりなさんは過度のストレスを食欲と不安で解消しようとしているんです」
とのこと。
今まで、とても、とても、我慢してきたんですね、とも。
ストレスって不安でも解消しようとするんかい!!!と心の底から思った。
何がストレス、と言われても答えられない領域に来ている。
細かく言えば何が欲しいとか物欲の話になるのだけれど、これもまたストレス発散なので、本当に真顔で世界のせいです、というしかないレベルである。何事も根底はそこなのだから(そういうアカウントではないのでこれ以上は言及したくない)
生きていることが心の底から向いていない人間なのだと思う。
しかし生きている。まだ命を頂いている。その日まで生きねばならない。生きる選択をしていく。
私は生きているだけで褒められたい。
そう告げたとき家族は驚いていたけれど(そこまでとは思ってなかったらしい)
沈んでいく世界で、圧倒的に不利な世界で、私は普通になるために生きている。当たり前を当たり前にしようともがいている。
向いていないのだ、どう考えても。それでもこの世界で生きる権利を得るために普通になろうとしている。4つも5つも病を抱えながら。
あなたよりも辛い人がいる、そりゃそうだろう。片手ほどであるが確実にその存在を知っている。
だが誰かの辛さも私の辛さも、定規で測れるものではない。各々の世界で私たちは苦しんでいる。比べられない苦しさの中比べられる世界にいる。
そうして思い出す。
「好きなことをして生きていかないと、あなたは死んでしまう」
退職のその日にそう私に告げた何人目かの病院の先生の言葉を。
きっと今の私を見れば悲しむだろうなと思いながら、それでも普通を求めていく。
そうやってまたストレスが回っていけば、今度私に襲い掛かるのは何だろう。
そうなる前にどうにかしたいものだ。