宮崎旅日記と大阪回顧録
大阪グラングリーンが開業、
だけど仕事で宮崎にきました。
旅行や出張で大阪以外の町にいくと、
必ず朝か夜に散策します。
旅すると、
「もう前と同じ自分では帰ってこられない」と昨日吉本ばななさんの本で読んで
書いたところだから、余計に歩きたくなります
その土地には、
その土地の植物が植ってます。
夏に沖縄にいったときに、一番思いました
植物が、大阪とは違う。町の景色が違う。
宮崎は、ヤシの木がたくさんあります。
南国宮崎、南国沖縄、でも似てるけど違う。
ヤシと月は合います。
突然大きな川が現れたと思ったら、
大きなヤシの木がいました。
ヤシと川も合います。
川沿いにずうっと、
鴨川のカップル等間隔のように映えてます。
というか、我がまち大阪の淀川より
「大」淀川があるなんて!
と急に故郷が恋しくなりますし
急に親近感がわきます。
その川幅は、淀川の半分くらい。
宮崎といえば昼の青空にヤシのイメージだけど
夜とヤシも合います。
ふとヤシから目をおろふと、
しずむ直前の赤くて大きな月。
いつもはおどろおどろしい赤い月が
きょうは美しく見えるのはなんのせいだろう。
歴史と夜空。
でも案外と昭和7年(1932年)建設。
でも全国で4番目に古く、九州では最古。
国登録有形文化財とヤシ。
宮崎高千穂そば焼酎 雲海。
宮崎の海から生まれた木挽き。
海から生まれた。
ほぼ毎晩お世話になっている黒霧島。
新入社員で九州・博多に来て、仕事と、
「焼酎」を教わった。懐かしい。
「地酒」は、人を創る。
「地元」は、人の思い出を創る。
九州は、縁もゆかりもなく20年前に来た土地
第二の故郷でもある。
「地ビール」が流行るのは、
流行りではなく必然かもしれない。
「地」は尊い。
ち、ではなく「じ」になったとたん、
重々しくなる。
濁点がつく重みはあるんだろうけど、
地主、地面、地場。
この「じ」は、くしくも
「自」でもある。
音の響きだけではなく、
人を育て、植物を育てた「地」は
「自」になる。自分になる。
いや、自己になる。
ちょっと重くなったので明るさを。
また恋しくなる第一の故郷
灯台下暗し。
どの町にも、歴史がある。
木がある。植物がある。
その町を創った人物がいる。
自分はその一部なのかもしれない。
「教育とは人を植える道である」
と森信三さんは言われた。
町は、人を植える道になる。
旅は、自分を植える。
そしてまた、生まれ育った町の意味を
思い出させてくれる。
「屋根より低い鯉のぼりと、
大阪梅田スカイビル」という
人生初エッセイを描きました。
関大梅田キャンパス2階に、八月末から
並んでいます。
大阪を歩いて読み返す。
違う土地を歩いて読み返す。
するとまた違った味わいがあります。
きょうもお付き合いくださり
ありがとうございます。
きょうは日向坂46のライブのため、
ホテルはどこもいっぱい。
駅を降りると、ファンの方がたくさん!
地元出身のアイドル。
地方、都市のファンが集う。
人と町がひとつになる。
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