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こがらしのふくまえに
©️All photos taken by me.
わたしは東京の右側(東京湾から見て)を散歩するのが大好きで。
蔵前、業平、田原町、御徒町、上野、浅草、
錦糸町、曳舟、向島、本所吾妻橋、
小伝馬町、馬喰町、浅草橋、柳橋、
人形町、森下、清澄白河、深川、
これらの地域が
移動距離的にそう遠くないという物理的な理由をはずしてみても好き。
どこも江戸時代に活気のあった場所であり、
モノ作り職人たちの住んだ場所。
都心に比べて家賃が安いこともあるだろう、
今は日本のブルックリンと言われるほど、
若手職人さんや作家さんや料理人たちの発信する
新しい店舗を多く見かけるようになった。
この地域を好みに思う大きな理由はなんだろう、
それは自分がまぎれもない庶民だから。そして、
下町と言われる界隈にくらす人々や風景に(気取らない、飾らない、
なのに本質を突いている)大いなる愛を感じるからに違いない。
また、自分が元グラフィックデザイナーという職業だったことが
職人気質である人々に共感していることもあるだろう。
上記と少し外れるが京浜東北線沿線の十条、赤羽、王子、そして巣鴨、板橋、など中山道に沿うような東京の右斜め上も大好き。
この界隈を愛でるキーワードはずばり商店街。
商店街は見て歩くだけでももう楽しくてしょうがない笑。
さて。
写真はもちろん、わたしが大好きな東京の右側にある焼き鳥屋さん。
最寄駅で言うと田原町駅が近いここに、
午後5時から営業する「鳥高」がある。
夕暮れの空の下、歩いていると良い匂いが漂ってくるのである。
はじめて訪れた時は冬の夕方。ちょうど空腹になりつつある時間帯、
あまりに良い香りなので予備知識なしで立ち寄った。
無口なおじさんとおばさんは黙々とモクモクと煙り出しながら
注文した焼き鳥を手際良く準備、
無言で差し出す、わたしはすぐ食べる。
結論から言うとここのツクネ、美味しい!。
少し値段ははるが、手羽先も美味しい!。
ただ手はベタベタになる。
自分のタオルやハンカチ、ティッシュで綺麗にして、ごちそうさま。
ただの通りすがりのわたしだが、
まるでいつもここで食べてます、みたいな風体でまた歩き出す。
焼き鳥にはビールでしょ、と
思った人も多いと思うがここは立ち飲みは禁止。
そこんとこはルールを守りつつ楽しみましょう。
また、現在この状況下では立ち食いより
持ち帰りがおススメかと。もしかしたら
テイクアウト用の包みのみになっているかもしれない。
電車の中で匂いが気にならないよう
あらかじめ多めに密閉袋を持参するなど
完ぺきな準備をすると安心笑。
夕方5時から7時30分時まで。
ぜひおためしを。
https://retty.me/area/PRE13/ARE9/SUB902/100000097225/
写真散歩と称して、また、勉強も兼ねてアート展示巡りの時に
好きな街を歩くことで知ることになった
いくつかの美味しかったお店、すてきなお店、
あくまで個人的観点からなのだけれど、
noteに書き留めておこうと思う。
ちなみに多くは昼間に歩くため、
ランチタイムやコーヒータイム話しが多いかと。
もしお出かけの参考になれば、幸いです。
ところで何をもって東京の右とか左とか言っているのか、飯田橋よりも右、って言うことかな。
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